メダカは日本に古くから生息する淡水魚で、現在では多くの改良品種が作出されています。
改良メダカは体色や体表の光、ヒレの形、体型などの特徴によって分類されます。
ここではメダカの基本的な特徴と、改良メダカの種類について分かりやすく紹介します。

メダカの基本的な特徴

メダカは体長3~4cmほどの小型の魚で、日本各地の田んぼや用水路などに生息してきました。
口は上向きについており、水面付近のエサを食べるのに適した形をしています。
背ビレは尾ビレの近くにあり、尻ビレは比較的大きい形をしています。

またメダカはオスとメスでヒレの形が異なります。
オスは背ビレに切れ込みがあり、尻ビレが大きく長いのが特徴です。
メスは背ビレの切れ込みがなく、尻ビレも小さい形をしています。

めだかオス めだかメス
※左の画像がめだかのオスで右の画像がめだかのメスです。

メダカの身体にある部位の名称
メダカの身体にある部位の名称

体色によるメダカの種類

改良メダカの多くは体色の違いによって分類されています。
代表的な体色のメダカは次の通りです。

  • 楊貴妃メダカ
    オレンジ色の体色が特徴で、改良メダカの代表的な品種です。
  • ブラックメダカ
    全身が黒い体色のメダカで、野生のクロメダカに近い特徴を持っています。
  • 白メダカ
    白い体色を持つメダカで、観賞用として古くから飼育されています。
  • 斑(まだら・ブチ)メダカ
    体表に黒い斑模様が入る特徴を持つメダカです。保護色機能により白や透明の容器では斑模様は薄れる場合があります。
  • 透明鱗メダカ
    エラぶたの部分の鱗が透明になる特徴を持つメダカです。 そのため頬の部分が赤く見えることがあり、「頬赤(ほほあか)」と呼ばれることもあります。

体表の光によるメダカの種類

近年人気が高いのが、体表に光が入る改良メダカです。

  • みゆきメダカ
    背中に強い光が入るメダカで、現在の改良メダカの代表品種の一つです。
  • ラメメダカ
    体表にラメ状の光が入るメダカで、青ラメ・銀ラメなど様々なタイプがあります。
  • ヒカリメダカ
    背中に光が入り、尾ビレが菱形になる特徴があります。背骨の曲がりが発生する場合があります。

ヒレの変異によるメダカの種類

メダカにはヒレが長くなる品種も存在します。
ヒレの変異によって見た目が大きく変わるのが特徴です。

  • リアルロングフィン
    すべてのヒレが長く伸びる特徴を持つメダカです。
  • ロングフィンメダカ
    主に背ビレと尻ビレが長く伸びる品種です。
  • スワローメダカ
    ヒレの一部が長く伸び、独特の形になるメダカです。
  • モルフォメダカ
    ヒレに青い光が入る特徴を持つメダカです。名前は青く輝くモルフォチョウに由来しています。

体型によるメダカの種類

メダカには体型が変化した改良品種もあります。

  • ダルマメダカ
    体が短く丸い形をしたメダカで、愛嬌のある姿が人気です。
  • 半ダルマメダカ
    普通体型とダルマ体型の中間の体型です。

目の特徴によるメダカ

  • パンダメダカ
    目の周りが黒くなる特徴を持つメダカです。
  • アルビノメダカ
    メラニン色素が少なく、目が赤い特徴があります。
  • ランプアイメダカ
    光の反射で目が光って見える特徴を持つメダカです。

改良メダカの魅力

改良メダカは体色、体表の光、ヒレの形、体型など様々な特徴を組み合わせることで新しい品種が生まれています。
現在では数百種類以上の改良メダカが存在するといわれています。

メダカは比較的丈夫で飼育しやすく、初心者でも飼いやすい観賞魚として人気があります。
屋外のビオトープや睡蓮鉢などでも飼育できるため、日本全国で多くの愛好家がいます。

群れとなわばり

メダカは基本的に群れで生活する魚です。 同じ大きさの個体同士で集まりながら泳ぐ習性があります。 これは外敵から身を守るための行動と考えられています。

またメダカは強い縄張り意識はありませんが、オス同士では軽い争いが見られることがあります。 特に繁殖期にはオスがメスを追いかける行動が見られ、水面付近で活発に泳ぐ姿を観察することができます。

ただし激しい争いになることは少なく、複数匹での飼育にも向いている魚として知られています。

体色の変化と保護色

メダカは周囲の環境によって体色が変化する「保護色」の性質を持っています。 飼育容器の色や底の色によって、メダカの体色が濃く見えたり薄く見えたりすることがあります。

例えば黒い容器で飼育すると体色が濃くなる傾向があり、 白い容器では体色が薄く見えることがあります。 これは外敵から身を守るために周囲の環境に体色を合わせる本能によるものです。

改良メダカでもこの性質は見られ、 容器の色や飼育環境によってラメや体色の見え方が変わることがあります。 そのため観賞する際は容器の色にもこだわることで、より美しい姿を楽しむことができます。

黒色の容器に入れた黒めだか 白色の容器に入れた黒めだか
※左の画像 : 黒色の容器に入れた黒めだか
※右の画像 : 白色の容器に入れた黒めだか

黒色の容器から白色の容器に移した黒めだか 黒色の容器から白色の容器に移した黒めだか
※黒色の容器に入っている黒めだかを白色の容器に移した直後の画像です。
※同じ黒めだかです。数分後には同色になります。

関連記事