カテゴリ:ろ過・バクテリア

吸着ろ過とは、水中の溶解物質をろ材の表面へ引き付けて保持し、水から取り除く方法です。代表的な吸着材として活性炭が使われます。

吸着と吸収は違う

吸着は主に物質が表面へ集まる現象で、吸収は物質が内部へ取り込まれる現象です。活性炭の働きは一般に吸着として説明されます。

表面積が重要

活性炭のような多孔質材料は非常に大きな内部表面積を持ち、多様な分子を保持できます。

吸着できる量には限界がある

使用を続けると利用可能な表面が埋まり、吸着能力が低下します。永久に使えるろ材ではありません。

薬剤除去に利用される

治療終了後に水中へ残った一部の薬剤や着色成分を除去する目的で使われることがあります。治療中は薬剤まで吸着する可能性があるため外す場合があります。

アンモニア対策とは別

一般的な活性炭は硝化ろ過の代わりにはなりません。アンモニア管理は生物ろ過や換水などで考えます。

実際のろ過能力は飼育条件で変わる

吸着ろ過の性能は、製品名やろ材量だけで決まるものではありません。魚数、給餌量、水温、流量、酸素、汚れによる目詰まりなどで実際の処理能力は変化します。アンモニア・亜硝酸の測定や魚の呼吸、流量の変化を確認しながら、清掃や換水の頻度を調整します。

複数のろ過機能が重なることがある

ろ材は一つの働きだけを持つとは限りません。スポンジが粒子を捕まえながら微生物の定着面にもなるように、物理・生物・化学ろ過の役割が同時に現れることがあります。商品分類だけで判断せず、そのろ材が実際に何を除去・変換しているのかを考えると使い分けやすくなります。

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