カテゴリ:飼育・管理
亜硝酸中毒とは、アンモニアから硝酸へ進む硝化の途中物質である亜硝酸が水中へ蓄積し、魚へ悪影響を与える状態です。新規立ち上げや生物ろ過が不安定なときに起こりやすくなります。
亜硝酸はエラから取り込まれる
亜硝酸イオンはエラから体内へ入り、血液中のヘモグロビンを酸素を運びにくいメトヘモグロビンへ変化させる作用があります。
水に酸素があっても苦しくなる
重度では溶存酸素が十分でも体内で酸素運搬がうまくできず、呼吸が速い、元気がないなどの状態になります。
水槽サイクル途中で上がる
アンモニアを亜硝酸へ酸化する反応が先に進み、亜硝酸を硝酸へ酸化する能力が追いつかないと蓄積します。
見た目では測れない
透明な水でも高濃度の場合があるため、立ち上げ初期は水質検査が有効です。
基本対策
部分換水で濃度を下げ、給餌と魚数を抑え、生物ろ過を安定させます。原因となるろ過能力不足を解決することが重要です。
アンモニアが下がった後も油断しない
立ち上げ途中では、最初にアンモニアが上がり、その後アンモニアが下がる一方で亜硝酸が上がることがあります。アンモニアだけ正常だからサイクル完成とは判断できません。
原因を一つに決めつけない
亜硝酸中毒が疑われる状態でも、似た症状を起こす原因は複数あります。亜硝酸塩や硝化、水温、水質、発生した時間帯を確認し、一匹だけなのか群れ全体なのかを分けて考えると原因を絞り込みやすくなります。