メダカに関する記事
[2026年4月15日投稿]

メダカ養魚場で使う遮光ネットは、時期や地域の気候に合わせて選ぶことが大切です。

当養魚場では、毎年ゴールデンウィーク前にビニールハウスへ遮光ネットを張っています。これまでいろいろな種類を使ってきましたが、現在はシルバー色・遮光率50〜60%の遮光ネットを使っています。

ビニールハウスに遮光ネットを張ったメダカ養魚場の様子

遮光ネットというと黒色を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実際には黒色・シルバー・白色などいくつかの種類があります。どれが合うかは、飼育環境や時期によって変わります。

当養魚場でシルバー色の遮光ネットを使っている理由

当養魚場がある関東地方では、5月後半頃から梅雨入りを意識する時期になります。

この時期に黒色の遮光ネットを全面的に使うと、遮光が強くなりすぎてしまい、水が出来づらくなると感じています。特に青水を作りながら管理したい場合には、日差しを遮りすぎることで思うように水が仕上がらないことがあります。

一方で、5月から初夏にかけては日差しの強い日もあり、遮光そのものは必要です。梅雨の合間に急に晴れる日もあるため、遮光なしでは水温上昇がきつくなることがあります。

そのため当養魚場では、遮光しすぎず、かといって日差しをそのまま通しすぎないバランスを考え、シルバー色の遮光ネットを選んでいます。

黒色の遮光ネットが向かないわけではない

黒色の遮光ネットが悪いというわけではありません。

実際に当養魚場でも、以前は黒色の遮光ネットを使っていた時期がありますし、梅雨明け後の真夏の暑さ対策としては黒色も有効だと考えています。

ただし、梅雨時期まで含めて長く張りっぱなしにする場合は、黒色だと遮光が強く、水作りの面ではやや不利に感じます。

こまめに張り替えができるなら、その都度調整する方法もあります。しかし、当養魚場はビニールハウスが7棟あるため、現実的には細かく張り直すのは簡単ではありません。

そのため、最初に張るネットは梅雨時期まで見越して、シルバー色を使うようにしています。

シルバー色の遮光ネットを使っているメダカ養魚場のビニールハウス

当養魚場の遮光は二段階で行っています

当養魚場では、暑さ対策の遮光を二段階で行っています。

まず、ゴールデンウィーク前にビニールハウス全体へシルバー色・遮光率50〜60%のネットを張ります。これは、梅雨時期の天候や水作りまで考えた基本の遮光です。

そして、梅雨明け後の本格的な暑さになってからは、さらにタライの上のおよそ30%に黒色の遮光ネットを張って調整しています。

つまり、最初から強く遮りすぎるのではなく、時期に応じて段階的に遮光を強めていく形です。このやり方だと、梅雨時期の水作りと真夏の暑さ対策の両方に対応しやすくなります。

タライの上に遮光ネットを張ったメダカ養魚場の様子

遮光ネットの色はどれがいい?

遮光ネットの色には、主に黒色、シルバー、白色があります。

当養魚場の考えでは、梅雨時期のことまで考えるならシルバー色が使いやすいです。

黒色は真夏の強い日差し対策には向いていますが、早い時期から使うと遮光が強すぎる場合があります。白色もありますが、当養魚場では現在、遮光のバランスや使いやすさを考えてシルバー色が最も合っていると感じています。

特に春から初夏にかけては、暑さ対策だけでなく水作りも大事になるため、単純に遮光率が高ければよいというわけではありません。

まとめ

メダカ養魚場の遮光ネット選びは、真夏だけでなく梅雨時期まで含めて考えることが大切です。

当養魚場では、これまでいろいろ試した結果、現在はシルバー色・遮光率50〜60%を基本にしています。梅雨時期はこのくらいがちょうどよく、梅雨明け後は必要に応じて黒色の遮光ネットを追加しています。

遮光ネットは一度張ったら終わりではなく、時期に応じて使い方を変えることで、より安定した飼育環境を作りやすくなります。

これから遮光ネットを選ぶ方は、ぜひ地域の気候、梅雨時期、水作りのしやすさまで含めて考えてみてください。

関連記事


[2026年4月12日投稿]
遅咲きの桜が教えてくれる春の到来|当養魚場でメダカの採卵が始まる時期
養魚場にある遅咲きの大きな桜が満開になりました。毎年この桜が咲く頃になると、春がしっかり進んできたこ…
[メダカに関する記事]

[2026年4月17日投稿]
25歳で創業してから今の養魚場にたどり着くまで|何度もやり直してきた話
私は2007年、25歳のときにメダカの仕事を始めました。今44歳になって振り返ると、当時は本当にがむ…
[メダカに関する記事]

メダカ飼育ブログ記事TOP