カテゴリ:水質

溶存酸素とは、水中に分子状で溶けている酸素の量を示す水質項目です。DO(Dissolved Oxygen)とも呼ばれ、魚や好気性微生物が呼吸に利用できる酸素を表します。

水温が高いほど飽和量は低くなる

一般に冷たい水の方が多くの酸素を保持できます。夏は水温上昇により溶存酸素の飽和濃度が下がり、同時に魚の代謝は高まりやすくなります。

水面から補給される

空気と水が接する水面でガス交換が起こります。エアレーションやフィルターの水流で水面を動かすと酸素供給を促進できます。

植物は昼と夜で逆になる

光がある間は水草や藻類が光合成で酸素を作りますが、夜間は植物も呼吸して酸素を消費します。植物の多い容器では夜明け前に低下する場合があります。

有機物分解でも消費される

残餌や死骸などを微生物が分解すると酸素を使います。見た目の魚数が少なくても有機物が多いと酸欠へ近づくことがあります。

魚の行動と合わせて見る

多数が鼻上げしている場合はDO低下を疑います。DOメーターがあれば数値で確認できますが、水温、過密、ポンプ停止など原因も同時に探します。

測定値を比較するときのポイント

溶存酸素を経時的に比較する場合は、同じ測定器・試薬、同じ単位、できるだけ同じ時間帯で測ります。測定器は校正や電極の汚れでも値が変わるため、異常値が出たときは再測定し、魚の行動や他の水質項目と照らし合わせます。

一つの項目だけで判断しない

メダカの状態を確認するときは、溶存酸素だけで結論を出さず、酸欠、エアレーション、鼻上げなど関連する条件も合わせて見ます。水質異常は複数の要因が同時に起こることがあり、普段の測定値と魚の食欲・泳ぎ・呼吸の変化を組み合わせると原因を絞り込みやすくなります。

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