カテゴリ:飼育・管理
鼻上げとは、魚が水面近くへ集まり、口先を水面へ出すようにして呼吸する行動を指す飼育用語です。酸欠時に見られる代表的な行動ですが、水面にいるだけで鼻上げとは限りません。
水面直下は酸素を得やすい
空気と接する水面では酸素が補給されるため、溶存酸素が不足すると魚が水面へ集まりやすくなります。
酸欠の原因
高水温、過密、夜間の植物・藻類の呼吸、有機物分解、エアレーション停止などで酸素消費が供給を上回ると酸欠になります。
給餌待ちとの違い
健康なメダカも人影を見ると水面へ集まります。餌を入れると普通に食べて散る場合と、口を繰り返し水面へ出し続ける場合を区別します。
急に全個体が鼻上げしたら
多数が同時に苦しそうな場合は、まず酸素供給、水温、ポンプ停止、水質を確認します。エアレーションと部分換水が状況改善に役立つことがあります。
一匹だけの場合
一匹だけ呼吸が速い場合は、エラの病気や外傷など個体側の問題も考えます。
朝だけ起こる場合
植物や藻類の多い容器で夜明け前だけ鼻上げし、日中は戻る場合は夜間の酸素低下が疑われます。早朝と午後で溶存酸素や魚の行動を比べると状況を把握しやすくなります。
行動を判断するときの考え方
鼻上げだけを一場面で見て正常・異常を決めるのではなく、酸欠や溶存酸素、水温、給餌前後などを合わせて観察します。同じ群れの普段の状態を知っておくことが、変化を見つける最も実用的な基準になります。