カテゴリ:飼育・管理
空回しとは、魚を入れる前に水槽へ水を張り、フィルターやエアポンプなどを運転しておくことを指す飼育上の言葉です。
設備の確認には役立つ
水漏れ、ポンプ流量、ヒーター温度、騒音などを魚を入れる前に確認できます。
ただ回すだけで硝化菌が十分増えるとは限らない
硝化微生物が増えるにはアンモニアなどの基質が必要です。清浄な水を何日回しても、処理すべき窒素源がなければ大きな生物ろ過能力は育ちにくくなります。
フィッシュレスサイクリングとは区別する
魚を入れず、管理したアンモニア源を加えて硝化系を育てる方法はフィッシュレスサイクリングと呼ばれます。単なる空回しより目的が明確です。
成熟ろ材を使う方法
既存の健康な水槽から一部のろ材を移すと、硝化微生物を導入できます。ただし病原体も移す可能性があるため由来を確認します。
導入前は水質を確認する
日数だけを基準にせず、アンモニア・亜硝酸の処理状態を測定してから魚を入れると安全性を判断しやすくなります。
アンモニア源の入れすぎにも注意する
フィッシュレスで硝化を育てる場合も、過剰なアンモニア濃度は硝化微生物へ不利になることがあります。測定しながら管理できる方法で行うことが前提です。
管理作業は前後を比較する
空回しを行うときは、作業前の水温・水質・魚の状態を確認し、作業後に水槽立ち上げや水槽サイクルへどのような変化が出たかを見ます。一度に複数条件を大きく変えない方が、問題が起きた際に原因を追いやすくなります。