カテゴリ:体色・表現
色素とは、光の一部を吸収し、残った光が目に届くことで色として見える物質です。メダカの体色を理解するときは、「色素」と、それを含む「色素胞」を分けて考えると分かりやすくなります。
色素と色素胞の違い
色素胞は体色に関係する細胞の総称です。その細胞の内部に色素や反射構造が存在し、体の色や光沢を作ります。
例えば黒色素胞にはメラニンが含まれ、黒から褐色の色を生みます。黄色素胞では黄色から橙色に関係する色素が働きます。
すべての色が色素によるとは限らない
メダカの青白い輝きや金属光沢の一部は、色素そのものの色ではなく、細胞内の反射構造によって光が反射して見える構造色です。代表的なのが虹色素胞です。
餌と色素の関係
魚類では食物から取り込むカロテノイドなどが黄・橙・赤系の見え方に関係することがあります。ただし餌だけで遺伝的に持っていない体色を自由に作れるわけではありません。
「色揚げ」は本来持っている発色を見えやすくする管理であり、遺伝形質そのものを別のものへ変えることとは区別されます。
色素と構造色を混同しない
「青く見える」「銀色に光る」といった外見が、必ずしも青色や銀色の色素によって作られているとは限りません。光の反射や干渉による構造色は、色素とは別の仕組みです。
改良メダカの色を理解するときは、色素の種類と反射構造の両方を見る必要があります。