カテゴリ:体色・表現
透明鱗とは、メダカの体表やエラぶた周辺で反射する色素胞が少なくなり、通常のメダカより内部が透けて見えやすくなる形質です。「鱗そのものが透明な種類」という単純な意味ではありません。
赤い頬が見える理由
エラぶた付近の虹色素胞が少ない個体では、内部のエラの赤色が透けて見えます。このため赤い頬のような外見になります。
左右両方が赤く見える個体、片側だけ見える個体、頬の赤みがほとんど見えない個体など、表現には差があります。
体全体の透明感
透明鱗では腹部や体側でも反射層が少なく、内臓や腹膜の色が通常個体より見えやすくなる場合があります。この透明感が三色や紅白などの模様表現に独特の深みを与えます。
パンダとの関係
パンダメダカでは目の虹色素胞が少なく、目が黒く強調されて見えます。透明鱗とパンダには虹色素胞の減少という共通点があるため、同じ系統で複数の特徴が現れることがあります。
半透明鱗との違い
改良メダカでは「半透明鱗(オーロラ)」という別の分類も使われています。透明鱗と半透明鱗は見た目が似る場合がありますが、形質分類では別の特徴として扱われます。
透明鱗を見分ける場所
透明鱗を観察するときは、エラぶたの赤みだけでなく、腹部の透け方、目の周囲、体側の反射の少なさも確認します。
頬の赤みが弱い個体でも透明鱗系統の場合があるため、一つの特徴だけで判断せず、複数の部位を見ることが大切です。