[2026年7月4日投稿]
梅雨時期は、メダカ飼育で気をつけたいことが多い季節です。
関東地方では、梅雨は6月上旬から7月下旬頃まで続くことがあります。この時期は天候が安定しにくく、雨が続く日もあれば、急に晴れて気温が上がる日もあります。
亀田養魚では、梅雨時期も通常通り、発送作業、エサやり、卵採取、稚魚メダカの育成を行っています。

ただし、梅雨時期はメダカにとっても、作業する側にとっても管理が難しくなりやすい時期です。今回は、亀田養魚で実際に気をつけている梅雨時期のメダカ管理についてまとめます。
遮光ネットを強くしすぎない
梅雨時期のメダカ管理で、亀田養魚が気をつけていることの一つが、遮光ネットを強くしすぎないことです。
梅雨時期は、はっきりいって天候が読みにくいです。雨続きの日もあれば、急に晴れて日差しが強くなる日もあります。
真夏のような強い日差しを想定して遮光を強くしすぎると、雨や曇りが続いたときに日光が不足しやすくなります。
メダカは日光の影響を受けながら成長します。もちろん強すぎる日差しには注意が必要ですが、梅雨時期は晴れの日ばかりではありません。
そのため、亀田養魚では梅雨時期の遮光は必要最低限を基本にしています。天候を見ながら、強く遮光しすぎないように調整しています。
急な晴れ間による水温上昇にも注意する
梅雨時期は雨や曇りが多い一方で、急に晴れることがあります。
雨続きで涼しい日が続いたあとに晴れ間が出ると、ビニールハウス内やメダカ容器の水温が上がりやすくなります。
特に水量の少ない容器では、水温の変化が早くなります。急な水温上昇はメダカに負担になることがあるため、天候の変化には注意しています。
梅雨時期は「雨だから安心」というわけではありません。雨、曇り、晴れ間が短い期間で入れ替わるため、その日の天気だけでなく、前後の天候も見ながら管理することが大切です。
風通しのよい環境を作る
梅雨時期は湿度が高く、蒸れやすい季節です。
気温だけを見るとそれほど暑くない日でも、湿度が高いとビニールハウス内は空気がこもりやすくなります。
亀田養魚では、梅雨時期の蒸れ対策として、できるだけ風通しのよい環境を作ることを意識しています。
メダカは水の中にいる魚ですが、飼育環境全体の空気がこもると、水の状態やエサの残り方にも影響が出やすくなります。
ビニールハウス内では、雨を避けながらも、できる範囲で空気が動くようにすることが大切です。
梅雨時期は作業が進みにくい
梅雨時期は、作業する側にとっても大変な時期です。
雨の日が続くと足元が悪くなり、ビニールハウス内も湿度が高くなります。晴れた日と比べると、掃除や移動、容器まわりの管理が進みにくいこともあります。
しかし、梅雨時期はメダカの産卵時期とも重なります。
作業しにくい時期ではありますが、卵採取や稚魚メダカの育成にとっては、とても重要な時期です。
亀田養魚でも、この時期は毎日の卵採取や稚魚の確認を続けています。天候が悪いからといって、産卵や成長が止まるわけではありません。
卵採取と稚魚メダカの育成が大切な時期
梅雨時期は、親メダカがよく産卵する時期でもあります。
そのため、卵採取をしている場合は、毎日の確認が大切になります。産卵床に卵が付いているか、卵の状態に変化がないか、カビた卵が増えていないかなどを見ていきます。
また、稚魚メダカの育成も重要です。
稚魚は成魚よりも環境の変化に弱いため、水温差、水質の悪化、エサの与えすぎには注意が必要です。
梅雨時期は天候が安定しないため、稚魚容器の状態を見ながら、無理に手を入れすぎず、必要な管理を続けることが大切です。
水を作るときは種水を利用する
亀田養魚では、水を作るときに種水を利用することがあります。
種水とは、すでにメダカの飼育で安定している水を、新しい水作りに利用する考え方です。
新しい水だけで急に環境を作るよりも、今まで安定していた水を少し使うことで、メダカにとってなじみやすい環境を作りやすくなります。
特に梅雨時期は天候が不安定で、水温や水質も変化しやすいです。そのため、水を作るときも急な変化を避けることを意識しています。
ただし、調子の悪い容器の水を種水として使うのはおすすめできません。状態のよい、安定した水を利用することが大切です。
エサの量はメダカの様子を見て調整する
梅雨時期は、メダカの食べ方も日によって変わることがあります。
晴れて水温が上がる日はよく食べますが、雨や曇りで水温が上がりにくい日は、食べる量が落ちることもあります。
いつもと同じ量を与えているつもりでも、食べ残しが出る場合があります。食べ残しは水を悪くする原因になるため、梅雨時期は特に注意したいところです。
亀田養魚でも、エサやりは機械的に同じ量を与えるのではなく、メダカの集まり方や食べ方を見ながら調整しています。
梅雨時期は大きく変えるより細かく見る
梅雨時期のメダカ飼育では、何か特別なことを一気に変えるよりも、毎日の小さな変化を見ることが大切です。
遮光ネットの強さ、風通し、水温、水位、エサの残り方、卵の付き方、稚魚の泳ぎ方。
こうしたことを見ながら、その日に必要な管理を行います。
雨が続くからといって必要以上に手を入れすぎても、メダカに負担をかけてしまうことがあります。反対に、急に晴れて水温が上がる日には、環境の変化に注意が必要です。
梅雨時期は、天候に合わせて細かく調整することが大切な季節です。
まとめ
梅雨時期のメダカ飼育では、雨、水温、湿度、水質、エサの量などに注意が必要です。
亀田養魚では、特に遮光ネットを強くしすぎないこと、風通しのよい環境を作ること、水を作るときに種水を利用することを意識しています。
また、梅雨時期は作業が進みにくい一方で、メダカの産卵時期とも重なります。卵採取や稚魚メダカの育成にとって、とても大切な時期です。
天候が読みにくい時期だからこそ、毎日の様子をよく見ながら、無理のない管理を続けることが大切です。
梅雨時期の管理は簡単ではありませんが、遮光、風通し、水作り、卵採取、稚魚育成を丁寧に続けることで、メダカを安定して育てやすくなります。
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