メダカに関する記事
[2026年8月7日投稿]

創業20年目で初めて制作した亀田養魚オリジナルステッカー

今回、亀田養魚のオリジナルステッカーを作りました。

私がメダカの生産と販売を始めたのは、2007年春です。

当時は現在の「亀田養魚」ではなく、「めだからんど」という名前で営業していました。

その後、現在の亀田養魚へ名前を変え、2026年で創業20年目を迎えています。

めだからんどの時代を含め、これまで一度もオリジナルステッカーを作ったことはありませんでした。

メダカ屋を始めたばかりの頃でもなく、メダカ業界が大きく盛り上がっていた頃でもなく、なぜ創業20年目の今になってステッカーなのか。

自分でも少し不思議に思います。

正直にいえば、以前の私は、ステッカーを作る意味があまり分かりませんでした。

ステッカーを作ったからといって、メダカがたくさん産卵するわけではありません。

稚魚が早く育つわけでも、売上が急に増えるわけでもありません。

それなら、親メダカ、飼育容器、餌など、生産に直接必要なものへお金を使った方がよい。

長い間、そう考えてきました。


ステッカーを交換する相手もいなかった

メダカ業界では、販売店や愛好家がオリジナルステッカーを作り、イベントや交流の場で交換することがあります。

店の名前や屋号を入れたステッカーを作り、知り合った方へ配る文化があります。

しかし、亀田養魚は会合や協会へ参加していません。

メダカイベントへ出店することもなく、同業者との集まりへ顔を出すこともありません。

業界に友達もいません。

そもそも、ステッカーを交換する相手がいませんでした。

誰かに配るためでもなく、業界の中で名前を広げるためでもない。

使う目的が思い浮かばなかったため、めだからんどとして創業した頃から約20年間、ステッカーを作らずにきました。

周囲が作っているから、自分も作る。

亀田養魚は、そのような理由では動いてきませんでした。

必要だと思わなければ作らない。

それは、これまでのメダカ生産や経営の判断と同じです。


流行していた頃にも作らなかった

メダカ業界が大きく盛り上がり、多くの販売店や愛好家がステッカーを作っていた時期もありました。

その頃に作っていれば、イベントで配ったり、同業者同士で交換したりする機会もあったのかもしれません。

しかし、作りませんでした。

流行しているからという理由だけで始めても、流行が終われば続かなくなるからです。

メダカの品種についても同じです。

一時的に注目を集めている品種だけを追いかけるより、楊貴妃メダカやミユキメダカなど、長く必要とされる品種を安定して生産することを優先してきました。

ステッカーについても、流行しているから作ろうとは思いませんでした。

それなのに、ステッカー交換が盛んだった時期を過ぎた今になって、初めて作りました。


人とのつながりが重荷になることもある

同業者とつながれば、情報を交換したり、困ったときに相談したりできることがあります。

仲間がいることに安心を感じる方もいると思います。

しかし、つながりが増えれば、よいことばかりではありません。

一度つながれば、相手の商品を応援しなければならない。

イベントへ誘われれば、参加したり宣伝したりしなければならない。

ステッカーを受け取れば、こちらからも返さなければならない。

人間関係が続くほど、断りにくい付き合いが増えることもあります。

最初は楽しかった交流が、いつの間にか義務のようになり、かえって重荷になる場合もあります。

もちろん、相手が悪いわけではありません。

誰もが自分の仕事や生活で精いっぱいです。

自分も、自分の仕事で精いっぱいです。

自分の商売や人生を、最後まで代わりに背負ってくれる人はいません。

結局は、自分で考え、自分で決め、自分で生きていくしかありません。

だから亀田養魚は、業界の人間関係を広げることより、自分の養魚場の仕事へ集中する道を選んできました。

つながらないことは、誰かを嫌うことではありません。

無理な付き合いを増やさず、自分の時間と判断を守るためでもあります。


今後も他店とは深く付き合わない

亀田養魚は、今後も他のメダカ販売店と深く付き合う予定はありません。

必要な取引や連絡があれば、相手に失礼のないよう丁寧に対応します。

他店と争いたいわけでも、誰かを避けたいわけでもありません。

ただ、業界内の人間関係を広げることより、自分たちの生産と経営へ集中したいと考えています。

深く付き合えば、相手の考えや周囲の空気が、自分の経営判断へ入り込むこともあります。

周囲が新しい品種を追っているから、自分も追う。

周囲がイベントへ出ているから、自分も出店する。

周囲が値段を上げているから、自分も上げる。

そのような経営は、亀田養魚には合いません。

何を生産するか。

何をやめるか。

どれだけ親メダカを残すか。

いくらで販売するか。

自分たちの生産結果とお客様の需要を見ながら、自分たちで決めます。

他店とは近づきすぎず、離れすぎず、必要な距離を保つ。

それが、創業20年目まで歩んできた亀田養魚に合った付き合い方だと考えています。


今さらではなく、今だから作った

今回ステッカーを作ったのは、大きな宣伝を始めたいからではありません。

創業20年目を迎え、ようやくこれまでの歩みを、一枚の形として残してもよいと思えるようになったからです。

2007年春、めだからんどとして商売を始めたばかりの頃に作っていたら、店の名前を知ってもらうための宣伝だったと思います。

しかし、今回作ったステッカーは、少し意味が違います。

2007年春からメダカを作り続け、失敗し、生産方法を変え、品種を増やし、品種を減らし、販売方法も変えてきました。

屋号も、創業当初の「めだからんど」から現在の「亀田養魚」へ変わりました。

最初から現在の亀田養魚があったわけではありません。

毎年の生産と販売を積み重ねてきたから、今の亀田養魚があります。

まだ何者でもなかった頃に勢いで作るのではなく、創業20年目まで歩んできた今だからこそ、一枚のステッカーを作る意味があるように感じました。


名前が変わっても続いてきたもの

現在のメダカ業界には、印象に残る屋号や個性的な名前を付けて活動する販売者が多くいます。

SNS、イベント、ステッカーなどで名前を知ってもらうには、特徴のある屋号が役立つこともあります。

亀田養魚も、最初から現在の名前だったわけではありません。

2007年春にメダカの生産と販売を始めた当初は、「めだからんど」という名前でした。

その後、現在の「亀田養魚」という名前へ変わりました。

メダカを養魚する亀田だから、亀田養魚。

派手な名前ではありません。

しかし、現在の仕事をそのまま表した、分かりやすい名前だと思っています。

屋号は変わっても、2007年からメダカを生産し、販売してきたことは変わりません。

今回のステッカーにも、目立つために新しい名前を作るのではなく、現在使っている亀田養魚の名前をそのまま残しました。

そして「EST.2007」には、亀田養魚という屋号を使い始めた年ではなく、めだからんどとしてメダカの生産と販売を始めた創業年を入れています。


販売するためではなく購入特典として作った

今回の亀田養魚ステッカーは、ステッカー単体を積極的に販売するために作ったものではありません。

送料や手数料を除く商品合計が10,000円以上のご注文で、1回の注文につき1枚まで無料で追加できる購入特典です。

条件を満たした注文へ、こちらの判断で自動的に入れる形にはしませんでした。

ステッカーが欲しいお客様に、商品ページから追加していただく形にしています。

ステッカーが不要な方もいると思います。

貼る場所がない方へ一方的に送っても、使い道に困るかもしれません。

欲しいと思ってくださる方に選んでいただき、手元へ届ける方が自然だと考えました。

亀田養魚ステッカーの商品ページはこちら


一万円以上購入してくださるお客様へ

商品合計10,000円以上のご注文は、決して小さな買い物ではありません。

複数の品種を購入してくださる方もいれば、業者向けのメダカセットを仕入れてくださる方もいます。

数あるメダカ販売店の中から亀田養魚を選び、まとまった金額の商品を購入してくださることは、当たり前ではありません。

ステッカー一枚で、そのご注文に十分なお礼ができるとは思っていません。

ステッカーは、なくても困らないものです。

実用性だけを考えれば、餌や飼育用品の方が役立つかもしれません。

それでも、商品だけを箱へ入れて発送するのではなく、何か亀田養魚らしいものを一つ添えたいと思いました。

値引きやクーポンとは違い、ステッカーは店の名前や歩みを届けるものです。

創業20年目になり、ようやく、そのようなものがあってもよいと思えるようになりました。


作るなら簡単なものにはしたくなかった

めだからんどとして創業してから20年目で、初めて作るオリジナルステッカーです。

せっかく作るのであれば、すぐに傷んでしまうような簡単なものにはしたくありませんでした。

今回のステッカーは、100×100mmの大きさです。

白塩ビ素材へマットラミネート加工を行い、強粘着のりを採用しました。

デザインには、通販サイト名の「Medaka.Shop」、養魚場名の「KamedaYogyo」、そして創業年を示す「EST.2007」を入れました。

現在通販で使っている名前と、現在の養魚場名、そして2007年から続く事業の創業年を、一枚の中に残しています。

中央にはメダカを配置し、その周囲を水の流れのような青い曲線で囲みました。

一目でメダカに関係するステッカーだと分かりながらも、派手になりすぎないデザインです。

デザインだけではなく、素材や加工についても、長く残せる仕様にしました。

貼った直後だけきれいに見えればよいのではなく、飼育用品や道具箱などへ貼り、少しでも長く使ってもらえるものを目指しました。


売上だけを考えれば作る必要はなかった

経営だけを考えれば、ステッカーを作らなくてもメダカは販売できます。

ステッカーの制作費を親メダカ、餌、飼育容器などへ使った方が、直接的には生産へつながります。

これまで作らなかったのも、その考えが強かったからです。

亀田養魚は、メダカを生産して販売する養魚場です。

ステッカー屋ではありません。

限られた資金や時間があるなら、メダカの生産へ使う。

長い間、それでよいと思っていました。

今でも、最も大切なのはメダカの品質です。

ステッカーが立派でも、届いたメダカが弱ければ意味がありません。

ステッカーを作ったからといって、メダカの管理や生産がおろそかになることもありません。

やるべき仕事を続けたうえで、創業20年目に一つだけ、新しいものを作りました。


長く商売を続けると数字だけではないものも残る

商売では、売上や利益が大切です。

売れなければ事業を続けられません。

利益が残らなければ、親メダカ、餌、設備を用意することもできません。

しかし、長く商売を続けていると、数字だけでは説明できないものも少しずつ増えてきます。

2007年春に、めだからんどとしてメダカの生産を始めたこと。

最初に販売した品種。

何年も購入してくださっているお客様。

道の駅にのみやで販売を続けてきたこと。

何度も作り直してきたホームページ。

そして、めだからんどから現在の亀田養魚へ名前が変わっても、メダカの生産と販売を続けてきたこと。

売上には直接表れなくても、現在の亀田養魚を形作っているものがあります。

今回作ったステッカーも、その一つになるのかもしれません。


お客様の手元に亀田養魚の名前が残る

メダカは生き物です。

販売したメダカがお客様の飼育環境で成長し、産卵し、次の世代へつながっていくことがあります。

一方で、どれほど大切に飼育しても、いつかは寿命を迎えます。

発送に使用した箱や袋も、役目を終えれば残りません。

しかし、ステッカーであれば、飼育容器、道具箱、収納ケースなどへ貼って残すことができます。

そのステッカーを見たときに、「このメダカは亀田養魚から買った」と、少し思い出してもらえるかもしれません。

以前の私は、そのようなことにあまり意味を感じていませんでした。

健康なメダカを届ければ、それでよいと思っていました。

現在も、その考えは変わっていません。

ただ、創業20年目を迎え、商品だけでなく、店の名前が誰かの手元に残ることにも少し意味があるように思えてきました。


交換する仲間はいなくても作ってよい

亀田養魚には、ステッカーを交換するための業界仲間はいません。

今回作ったステッカーを持って、会合やイベントへ参加する予定もありません。

ステッカー交換のために、他店との付き合いを増やそうとも考えていません。

今後も、他のメダカ販売店とは必要以上に深く付き合わない方針です。

それでも、ステッカーを作ってよいと思いました。

ステッカーは、必ずしも同業者や愛好家同士で交換するためだけのものではありません。

亀田養魚でメダカを購入してくださったお客様へ届けることができます。

業界の中で名前を広げるためではなく、亀田養魚を選んでくださった方の手元に名前を残す。

その使い方であれば、亀田養魚にも合っています。

周囲と同じ使い方をする必要はありません。

業界との付き合いを増やすためではなく、お客様への小さな購入特典として使う。

創業20年目まで業界の流れに合わせず歩いてきた、亀田養魚らしいステッカーの使い方だと思います。


創業20年目で初めて作った一枚

2007年春、めだからんどとして商売を始めた頃に、勢いでステッカーを作ることもできました。

メダカ業界が大きく盛り上がっていた頃に、流行へ合わせて作ることもできました。

しかし、作りませんでした。

その頃は、作る必要を感じなかったからです。

そして、2007年春の創業から20年目を迎えた今、初めてオリジナルステッカーを作りました。

創業当初の名前は「めだからんど」でした。

現在は「亀田養魚」です。

名前や販売方法は変わりましたが、メダカを生産し、お客様へ届ける仕事は2007年から続いています。

今さらなのかもしれません。

けれど、今さらではなく、創業20年目の今だから作れたのだと思います。

長くメダカを作り続けてきたこと。

めだからんどから始まり、現在の亀田養魚まで商売を続けてきたこと。

亀田養魚という名前で、これからも商売を続けていくと決めたこと。

お客様の手元に、メダカだけでなく、店の名前も残してみたいと思ったこと。

それらが重なり、ようやく一枚のステッカーになりました。

ステッカーを作ったからといって、亀田養魚が大きく変わるわけではありません。

業界の付き合いが増えるわけでも、ステッカーを交換する友達ができるわけでもありません。

今後も他店とは適度な距離を保ち、自分たちの生産と経営を優先します。

これからも、親メダカを管理し、卵を採り、稚魚を育て、健康なメダカを発送する仕事を続けます。

ただ、その発送箱の中に、ときどき亀田養魚のステッカーが一枚入ります。

それくらいの新しい変化が、創業20年目にはちょうどよいのかもしれません。

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