カテゴリ:メダカ・品種
黒メダカとは、一般に野生型に近い体色を持つメダカを指す呼び方です。名前に「黒」とありますが、全身が真っ黒という意味ではなく、実際には茶褐色、灰褐色、黄褐色などが混ざった自然な色合いに見えます。
野生型の体色
野生型のメダカでは、黒色素胞、黄色素胞、白色素胞、虹色素胞など複数の色素胞が組み合わさって体色を作ります。背中側が濃く、腹側が明るく見えることも、自然環境での見え方に関係します。
背景や光の条件によって色素の広がり方が変化するため、同じ個体でも明るい容器では薄く、暗い容器では濃く見えることがあります。
ブラックメダカとの違い
ブラックメダカは、観賞用としてより黒く見える体色を選別して作られた改良メダカの総称的な呼び方です。
一方、「黒メダカ」は昔から野生型に近い普通体色のメダカを指して使われることが多く、両者は同じ意味ではありません。ただし販売上の呼称には揺れがあるため、実際の個体写真や説明を確認することが大切です。
野生メダカと同じとは限らない
黒メダカという名称で販売されている個体が、その地域の野生個体群そのものであるとは限りません。養殖された黒メダカや、異なる地域由来の系統も流通しています。
自然保護の目的で「黒メダカなら放してよい」と考えるのは適切ではありません。飼育個体は野外へ放さないことが基本です。
飼育
丈夫で飼いやすいとされますが、基本管理は他のメダカと同じです。過密、水質悪化、高水温などを避け、十分な水量を確保します。
「黒」という名前だけで判断しない
昔から使われる黒メダカの「黒」は、白メダカやヒメダカなどと区別するための体色名として理解すると分かりやすく、現在のブラック系改良メダカのような漆黒を意味するとは限りません。
通販や販売店で購入するときは、「黒メダカ」と「ブラックメダカ」が別商品になっていることも多いため、名称の使い方を確認するとよいでしょう。