カテゴリ:体色・表現
黒色素胞とは、黒から褐色の色を作る色素胞で、英語ではmelanophoreと呼ばれます。細胞内には黒褐色のメラニンが含まれ、メダカの黒い体色や黒斑に大きく関係します。
ブラックメダカの黒さ
ブラックメダカなどの黒系品種では、黒色素胞の分布やメラニンの見え方が強く、普通体色より体全体が黒く見えます。
黒さは細胞数だけでなく、体表のどこに黒色素胞があるか、色素がどれだけ広がっているかでも変わります。
黒斑や三色模様との関係
三色メダカなどに現れる黒い斑も黒色素胞による表現です。全身を均一に黒くする場合と、斑状に黒色が集まる場合では、同じ黒色素胞でも観賞上の見え方が大きく異なります。
背地反応で黒さが変わる
メダカは背景の明暗に応じて、黒色素胞内の色素顆粒を広げたり集めたりすることで体の濃さを変えることがあります。白容器から黒容器へ移すと黒く見えやすくなるのは、背地反応が関係します。
短期変化と長期変化
短時間の色素顆粒の移動とは別に、長期間の背景適応では色素胞の状態や数が変化することも研究されています。二つを分けて考えることが重要です。
黒色素胞を観察するとき
黒系品種や三色の黒斑を比較する場合は、白容器から取り出した直後と黒容器で十分に落ち着かせた後では印象が違うことがあります。
遺伝的な黒色の強さを比較したいときは、同じ背景条件で一定時間管理してから見ると判断しやすくなります。