カテゴリ:水質
TDSとはTotal Dissolved Solidsの略で、日本語では総溶解固形物などと訳されます。水中に溶けている無機塩類や一部の有機物を合計した量を示す考え方で、mg/Lやppm相当で表されます。
実測と推定がある
本来のTDSは水を蒸発させて残った物質量を測る方法などがあります。一方、市販のTDSメーターは多くの場合、導電率から換算して表示します。
換算係数で値が変わる
同じ導電率でも、メーターが使う換算係数によって表示TDSは異なります。メーカーや設定が違う機器の値を単純比較しないようにします。
何が溶けているかは分からない
TDSが高いからカルシウムが多いとは限りません。塩化ナトリウム、硝酸塩などさまざまな溶質が数値へ影響します。
蒸発で上昇しやすい
水だけが蒸発し溶質が残るとTDSは上がる傾向があります。足し水だけを続ける水槽で数値が高くなることがあります。
単独で水質の良否を決めない
低TDSでもアンモニアがあれば危険で、高TDSでも魚種に適したミネラル組成なら問題ない場合があります。用途に応じて他の測定項目と組み合わせます。
測定値を比較するときのポイント
TDSを経時的に比較する場合は、同じ測定器・試薬、同じ単位、できるだけ同じ時間帯で測ります。測定器は校正や電極の汚れでも値が変わるため、異常値が出たときは再測定し、魚の行動や他の水質項目と照らし合わせます。
一つの項目だけで判断しない
メダカの状態を確認するときは、TDSだけで結論を出さず、導電率、硬度、塩分濃度など関連する条件も合わせて見ます。水質異常は複数の要因が同時に起こることがあり、普段の測定値と魚の食欲・泳ぎ・呼吸の変化を組み合わせると原因を絞り込みやすくなります。