メダカに関する研究論文をもとに、産卵・繁殖、遺伝・体型、飼育環境・病気などのテーマ別に整理した論文記事を掲載しています。


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  • 遺伝・体型

    メダカの性転換は栄養状態でも起こる?|飢餓と脂質代謝が性決定に関わる研究

    メダカの性転換について、飢餓状態と脂質代謝の変化が性決定に影響することを示した研究を紹介します。遺伝だけでなく栄養状態も関わる可能性を、やさしく分かりやすく整理しました。

    参考論文:Starvation causes female-to-male sex reversal through lipid metabolism in the teleost fish, medaka (Oryzias latipes) 2020年

  • 遺伝・体型

    ミユキメダカの体外光は何でできている?虹色素胞と構造色を調べた日本語論文

    ミユキメダカの体外光に関係する日本語論文を紹介します。幹之メダカの背中の青い光沢は虹色素胞による金属様光沢であり、規則的な反射小板の配列が青色の構造色を生み出している可能性が示された研究です。

    参考論文:虹色素胞による青い光沢を有するメダカの体色変異体 2016年

  • 遺伝・体型

    観賞用メダカはどこから来た?体色や体型の遺伝を大規模に調べた研究

    観賞用メダカの由来と、体色や体型の違いに関わる遺伝子を大規模な全ゲノムDNA解析で調べた研究です。関西・瀬戸内地域の野生メダカに近いことや、オロチの黒さに adcy5 遺伝子の変異が関わる可能性などが示されました。

    参考論文:Genomic consequences of domestication and the diversification of body coloration and morphology in ornamental medaka strains 2026年

  • 産卵・繁殖

    メスのメダカはいつオスを受け容れる?排卵周期と性行動の関係を調べた論文

    メスのメダカがオスの求愛を受け容れるタイミングと、排卵のタイミングの関係を調べた研究です。排卵が起きると性的受容性が高まり、排卵時に卵巣から分泌されるホルモンが脳に働くことで性行動が促される可能性が示されました。

    参考論文:Sexual Receptivity Increases in Synchrony with the Ovulatory Cycle in Female Medaka 2026年

  • 遺伝・体型

    メダカの体色はどう変わる?色素胞と保護色の仕組みを分かりやすく解説した日本語総説

    メダカの体色をつくる色素胞の種類と、白い容器や黒い容器で見た目が変わる仕組みを解説した日本語総説です。黒色素胞、黄色素胞、白色素胞の働きや、MCH と MSH による体色変化が分かりやすくまとめられています。

    参考論文:メダカの色素胞と体色変化―生物学実験:実験6について 2004年

  • 飼育環境・病気

    卵の数や塩分、水温でメダカのふ化はどう変わる?卵の発生を調べた論文

    メダカの卵を育てるとき、卵の数、塩分、水温が発生やふ化にどう影響するかを調べた論文です。水温が高いほど発生は早まり、20 ppt、つまり約2.0%の塩分条件でも発生が早まる傾向が示されました。

    参考論文:The effects of rearing density, salt concentration, and incubation temperature on Japanese medaka (Oryzias latipes) embryo development 2012年

  • 産卵・繁殖

    日長と水温でメダカの産卵はどう変わる?繁殖への影響を調べた論文

    メダカの繁殖が日長と水温によってどう変わるかを調べた論文です。日照時間が短くなると産卵は大きく低下し、水温低下でも繁殖力は落ちますが、日長の影響のほうがより大きいことが示されました。

    参考論文:Variations of light and temperature regimes and resulting effects on reproductive parameters in medaka (Oryzias latipes) 1999年

  • 飼育環境・病気

    高アルカリ性の水はメダカにどう影響する?エラの変化を調べた論文

    高アルカリ性の水にさらされたメダカが、体の中でどのように反応するかを調べた論文です。エラを詳しく調べた結果、体のバランスを保つための働きは強まり、免疫や繁殖に関わる働きは弱くなる可能性が示されました。

    参考論文:Transcriptomic profiles of Japanese medaka (Oryzias latipes) in response to alkalinity stress 2012年

  • 遺伝・体型

    ヒカリメダカの体型はどう決まる?背びれ側の形づくりを調べた論文

    ヒカリメダカとして知られる Double anal fin(Da)変異体を調べた論文です。背びれ側の体づくりに関わる zic1 と zic4 という遺伝子の働きが弱くなることで、上下対称に近い独特な体型が生じる可能性が示されました。

    参考論文:Possible roles of zic1 and zic4, identified within the medaka Double anal fin (Da) locus, in dorsoventral patterning of the trunk-tail region (related to phenotypes of the Da mutant) 2004年