カテゴリ:病気・症状
異常遊泳とは、魚が普段とは明らかに異なる姿勢・軌道・速度で泳ぐ状態をまとめた言葉です。横倒し、回転、旋回、急な突進、沈んだまま、浮いたままなど多様な形があります。
一匹だけか全体かを見る
一匹だけなら外傷、浮力障害、神経障害など個体側を考え、群れ全体が急に暴れる場合は水質・塩素・酸欠など環境急変を優先します。
浮力異常との区別
浮く・沈む・横倒しが中心なら転覆症状や浮き袋・内臓の問題を考えます。
寄生虫で擦り付けることもある
体を物へこするフラッシングは外部寄生虫で見られますが、水質刺激でも起こります。
動画を残す
短時間の動画は、回転方向、ヒレの動き、呼吸速度など静止画では分からない情報を記録できます。
薬を入れる前に環境を確認する
急な異常遊泳では水温、pH、塩素、アンモニア、酸素、直前の薬剤・水換えを確認します。原因が薬害なら追加投薬は悪化させます。
発症前後の変化を記録する
異常遊泳が見られた日だけでなく、その数日前の水換え、新規魚導入、気温・水温変化、給餌量、薬剤使用、魚の追加などを確認します。写真や動画と水温・pHなどの記録があると、進行速度と環境変化の関係を追いやすくなります。
似た症状との違いを一つずつ確認する
転覆病など関連する状態と比べ、病変が点状か膜状か、局所か全身か、進行性か一時的か、呼吸や食欲を伴うかを見ます。外見だけで確定できない場合は、薬を次々試すより隔離と検査を優先します。
治療中も原因環境を直す
薬浴を行う場合でも、過密、残餌、高水温、低酸素、外傷原因が残っていれば回復しにくくなります。病魚だけを見ず、同じ容器の水質と他個体の状態を確認し、必要な環境改善を同時に行います。