カテゴリ:飼育・管理

pHショックとは、魚が短時間のうちに大きく異なるpHの水へ移され、体の酸塩基調節やエラ機能などへ強い負担がかかる状態を指す飼育上の言葉です。

pHは対数尺度

pHは1違うと水素イオン濃度が10倍違う対数尺度です。そのため数字の差が小さく見えても化学的には大きな差があります。

導入・全換水で起こりやすい

元水と移動先の水質が大きく違うとき、十分な水合わせをせず一気に移すと負担が大きくなります。

症状は特異的ではない

暴れる、底へ沈む、呼吸が速い、動かなくなるなどが見られることがありますが、温度差や塩素などでも似た状態になります。

pHだけでなく硬度も見る

異なる水源間ではpHと同時に硬度や導電率も違うことがあります。水合わせでは一つの数字だけを合わせればよいとは限りません。

急変を避ける

水換えでは新旧の水を確認し、導入時は水合わせを行います。pHを薬剤で急激に上下させることも避けます。

数値を急いで『理想値』へ合わせない

pHが多少目標から外れていても魚が安定している場合、薬剤で短時間に大きく変える方が危険なことがあります。まず原因となる水源・底床・硬度を確認し、必要なら緩やかに調整します。

原因を一つに決めつけない

pHショックが疑われる状態でも、似た症状を起こす原因は複数あります。pHや水合わせ、水温、水質、発生した時間帯を確認し、一匹だけなのか群れ全体なのかを分けて考えると原因を絞り込みやすくなります。

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