カテゴリ:ろ過・バクテリア

バクテリア剤とは、水槽の立ち上げや水質管理を目的として、微生物または微生物に関連する成分を添加する市販製品を指す飼育上の言葉です。製品ごとに含まれる菌種や目的は異なります。

製品の内容は同じではない

硝化微生物を目的とする製品、有機物分解をうたう製品、光合成細菌を含む製品などがあり、「バクテリア剤」という名前だけでは内容を判断できません。

入れれば即日完成とは限らない

硝化微生物を添加しても、ろ材へ定着・増殖し、実際の魚のアンモニア負荷を処理できるかは別です。水質測定で確認します。

保存条件が重要

生きた微生物を含む製品では、温度、使用期限、開封後の保管などが活性へ影響します。メーカーの使用条件に従います。

成熟ろ材という選択肢もある

病気のない安定水槽から成熟ろ材を一部移すと、既に形成された微生物群を導入できます。

過剰給餌を補う魔法の製品ではない

餌の入れすぎや過密を続けたまま添加剤だけで水質を維持することはできません。発生する負荷そのものを管理することが基本です。

水槽で考えるときのポイント

バクテリア剤を理解するときは、一つの微生物や反応だけを切り離して考えず、アンモニア発生量、酸素、水流、ろ材表面、pH、水温などを合わせて見ます。水槽内の微生物群は時間とともに変化するため、見た目だけで状態を断定せず、必要に応じて水質測定で確認することが重要です。

用語を一種類の菌名だと考えない

ろ過分野では、働きや代謝の共通点をもとに複数の微生物をまとめて呼ぶ用語が多くあります。水槽ごとに微生物群の構成は異なり、同じ働きでも担う種類が違う場合があります。市販品の名称や古い飼育解説だけから、特定の一菌種がすべてを担っていると決めつけないことが大切です。

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