カテゴリ:ろ過・バクテリア

バイオフィルムとは、細菌などの微生物が固体表面へ付着し、細胞外高分子物質と呼ばれる粘質物などに包まれて形成する微生物群集です。水槽のろ材や壁面にも自然に形成されます。

ろ材表面の微生物の住み場所

スポンジ、セラミックろ材、底床などの表面へ微生物が定着し、時間とともに複雑なバイオフィルムが形成されます。

硝化菌だけでできているわけではない

硝化微生物のほか、有機物を分解する細菌や他の微生物など多様な生物が共存します。

内部で酸素条件が変わる

厚いバイオフィルムでは、表面は酸素が豊富でも内部へ進むほど酸素が少なくなることがあります。小さな範囲で異なる反応が同時に起こり得ます。

完全に剥がす必要はない

ろ材のぬめりすべてが汚れというわけではありません。ただし目詰まりして水流が低下するほど汚泥がたまった場合は適度に洗浄します。

新しいろ材には時間をかけて形成される

成熟ろ材を一部残すことで、新しいろ材へ微生物群が広がるのを助けられます。

水槽で考えるときのポイント

バイオフィルムを理解するときは、一つの微生物や反応だけを切り離して考えず、アンモニア発生量、酸素、水流、ろ材表面、pH、水温などを合わせて見ます。水槽内の微生物群は時間とともに変化するため、見た目だけで状態を断定せず、必要に応じて水質測定で確認することが重要です。

用語を一種類の菌名だと考えない

ろ過分野では、働きや代謝の共通点をもとに複数の微生物をまとめて呼ぶ用語が多くあります。水槽ごとに微生物群の構成は異なり、同じ働きでも担う種類が違う場合があります。市販品の名称や古い飼育解説だけから、特定の一菌種がすべてを担っていると決めつけないことが大切です。

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