カテゴリ:遺伝・品種改良
染色体とは、長いDNA分子がタンパク質と結合して整理された構造です。遺伝子は染色体上に並び、細胞分裂や生殖の際に遺伝情報を正しく次の細胞や子へ受け渡す役割を持ちます。
メダカの染色体
ニホンメダカ(Oryzias latipes)は通常、24対48本の染色体を持つことが知られています。生殖細胞では減数分裂によってその半数になり、受精によって再び父母由来の染色体が組み合わさります。
相同染色体
同じ種類の染色体を父親と母親から一本ずつ受け取り、対になったものを相同染色体と呼びます。同じ遺伝子座を持ちますが、対立遺伝子が同じとは限りません。
性染色体
ニホンメダカでは一般にXXが遺伝的メス、XYが遺伝的オスとなる性決定系を持ちます。Y染色体には雄形成に重要なDMY遺伝子があります。
組換えによって新しい組み合わせができる
生殖細胞を作る減数分裂では相同染色体間で組換えが起こり、親が持っていた遺伝情報が新しい組み合わせになります。兄弟ごとに形質の組み合わせが異なる理由の一つです。
染色体異常と遺伝子変異は別
DNAの一部分だけが変わる遺伝子変異と、染色体数や大きな構造が変わる染色体異常は、同じ遺伝的変化でも規模が異なります。
染色体と遺伝子数は同じではない
一本の染色体には多数の遺伝子が存在します。染色体が24対あるから遺伝子が24種類という意味ではありません。メダカのゲノムには非常に多くの遺伝子が配置されています。