カテゴリ:遺伝・品種改良

伴性遺伝とは、X染色体やY染色体などの性染色体上にある遺伝子によって、その形質の伝わり方が性別と関連する遺伝形式です。

メダカの性染色体

ニホンメダカでは一般にXX型が遺伝的メス、XY型が遺伝的オスとなります。Y染色体上には雄形成に重要なDMY(dmrt1bY)遺伝子があります。

常染色体遺伝との違い

常染色体上の遺伝子は通常、オスとメスが同じ本数を持ちます。性染色体上の遺伝子では、XとYの違いによってオスとメスで対立遺伝子の組み合わせや伝達経路が異なります。

Y連鎖なら父から息子へ

Y染色体に特異的な遺伝子は、通常はYを持つ父親からYを受け取る息子へ伝わります。娘は父親からX染色体を受け取るため、Y特異的遺伝子は受け取りません。

メダカ研究では古くから利用された

メダカでは体色差と性を関連づけて追跡できる研究系統が古くから使われ、性決定や伴性遺伝の研究に貢献してきました。

性別と関連して見えるだけでは伴性遺伝とは限らない

オスだけヒレが長く見えるような二次性徴は、性ホルモンの影響でも起こります。「オスに多い表現」というだけで、その遺伝子が性染色体上にあるとは断定できません。

性転換と遺伝的性

ニホンメダカでは遺伝的にはXX・XYが基本ですが、発生期の高温などで遺伝的性と表現型の性が一致しない性転換が研究上知られています。性染色体の遺伝と成魚の外見上の性は区別して考えます。

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