カテゴリ:遺伝・品種改良
遺伝子とは、DNA上に存在する遺伝情報の機能的な単位です。遺伝子の情報からRNAが作られ、さらにタンパク質が作られるなどして、体の発生や代謝、色素形成など多くの生命現象に関わります。
遺伝子は染色体上に並んでいる
DNAは染色体として細胞内に収納され、そのDNA上に多数の遺伝子が配置されています。遺伝子が存在する染色体上の位置を遺伝子座と呼びます。
同じ遺伝子にも違う型がある
同じ遺伝子座でもDNA配列が少し異なる型が存在し、これを対立遺伝子と呼びます。対立遺伝子の組み合わせによって表現型が変わることがあります。
体色遺伝子の変化
メダカでは色素細胞の形成や色素合成に関係する遺伝子の変異によって、白、黄、黒、透明、アルビノなどさまざまな体色形質が生じてきました。
性決定にも遺伝子が関係する
ニホンメダカでは一般にXX/XY型の性決定系を持ち、Y染色体上のDMY(dmrt1bY)が雄形成に重要な性決定遺伝子として知られています。
一遺伝子=一形質ではない
一つの遺伝子が複数の特徴へ影響することも、逆に一つの外見に多数の遺伝子が関係することもあります。品種名と一つの遺伝子を単純に一対一対応させられない場合が多くあります。
遺伝子名と品種名は別
研究で原因遺伝子が同定された形質もありますが、観賞品種の多くは複数形質の組み合わせです。「この品種にはこの遺伝子一つ」という説明ができない場合が多いため、遺伝子名と販売上の品種名は分けて考えます。