カテゴリ:遺伝・品種改良
共優性とは、異なる二つの対立遺伝子を持つヘテロ接合体で、片方だけがもう片方を隠すのではなく、両方の特徴が同時に表現される遺伝形式です。
顕性・潜性との違い
完全顕性ではAaの表現型がAA側と同じになります。共優性ではA由来とa由来の特徴が両方確認できるため、片方を顕性、片方を潜性とは扱いません。
不完全顕性との違い
不完全顕性ではヘテロ接合体が両ホモ接合体の中間のような表現になるのに対し、共優性では二つの特徴がそれぞれ同時に確認できます。
遺伝子産物レベルでも使う
外見だけでなく、血液型やタンパク質など、二つの対立遺伝子から作られる産物が両方検出される場合にも共優性という考え方を使います。
複合模様=共優性とは限らない
メダカで赤と白が同時に見える、複数の光沢が現れるという外見だけから共優性と判断することはできません。複数遺伝子が別々に作用している可能性もあります。
判定には交配・遺伝解析が必要
ある形質を共優性と呼ぶには、親と子の遺伝型・表現型を比較し、同じ遺伝子座の対立遺伝子がどのように表現されるかを確認する必要があります。
用語を外見だけで当てはめない
二色が同時に見える、二つの特徴が両方あるというだけでは共優性の証明にはなりません。異なる遺伝子座の形質が同時に現れているだけの場合もあります。