カテゴリ:遺伝・品種改良

表現型とは、個体に実際に現れて観察・測定できる特徴を指す遺伝学の用語です。メダカでは、白い体色、長いヒレ、強い体外光、ダルマ体型など目で確認できる特徴が代表例です。

遺伝型との違い

遺伝型は個体が持つ対立遺伝子などの遺伝的な組み合わせ、表現型はその結果として外見や生理に現れた特徴です。

同じ表現型でも遺伝型が違うことがある

顕性・潜性の関係がある場合、顕性形質を示す個体がホモ接合かヘテロ接合かは外見だけでは分からないことがあります。交配結果を見て遺伝型を推測することがあります。

環境も表現型に影響する

遺伝型が同じでも、餌、水温、光、背景などが異なれば体色の濃さや成長などが変わる場合があります。表現型は「遺伝子だけの結果」ではありません。

発育段階によって変わる

若魚では見えなかった体外光やヒレ伸長が成魚で明瞭になるなど、年齢や成長段階によって表現型が変化することがあります。

品種改良では表現型から親を選ぶ

通常の飼育ではDNAを直接調べず、実際に現れた表現型を見て選別します。そのため、親の外見だけでなく子にどのような表現が出るかを記録することが重要です。

写真も表現型の一時点

写真に写る姿は、その時点・その光条件での表現型です。成長や背景反応で変化する形質では、同じ個体でも撮影時期によって違って見えるため、遺伝的な評価には継続観察が役立ちます。

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