カテゴリ:繁殖・成長
孵化とは、卵の中で発生したメダカの仔魚が卵膜を破り、水中へ出ることです。受精から孵化までの時間は水温などによって変化し、同じ採卵日の卵でも数日のずれが出ることがあります。
卵膜を破って出てくる
孵化が近づくと胚は卵の中で活発に動くようになります。孵化酵素などで卵膜が弱くなり、仔魚の動きと組み合わさって膜が破れます。
何日で孵化する?
一定の実験条件では、26℃前後で約10日前後、27~28℃で7日頃から孵化が始まる例があります。ただし水温が低ければさらに日数がかかるため、「必ず○日」とは決められません。
積算温度は目安
飼育では水温と経過日数を掛けた積算温度を孵化時期の目安にすることがあります。ただし温度と発生速度の関係は完全な直線ではないため、あくまで目安です。
孵化直後の仔魚
孵化したばかりのメダカは非常に小さく、飼育者の間で「針子」と呼ばれます。孵化後は泳ぎ始め、口に入る微細な餌を必要とするようになります。
孵化しない卵
発眼していても途中で死亡する卵や、発生が遅れている卵があります。日数だけを見て無理に卵膜を破るのではなく、胚の動きや発生状態を確認します。
孵化後は管理対象が卵から魚へ変わる
孵化した瞬間から、卵管理で重要だったカビ対策より、針子の餌・水面状態・飼育密度が重要になります。孵化容器をそのまま育成に使う場合も、餌を開始するタイミングを見逃さないようにします。