カテゴリ:繁殖・成長
孵化率とは、管理したメダカの卵のうち、どの程度が正常に孵化したかを割合で表したものです。繁殖成績や卵管理の状態を比較する際に使われます。
基本的な計算
例えば有精卵100個を管理し、80匹が孵化した場合、有精卵を分母にすれば孵化率は80%です。
分母をそろえることが重要
「採卵した全卵数」を分母にする場合と、「有精卵だけ」を分母にする場合では数字が変わります。無精卵が多い繁殖群では特に差が大きくなります。
記録では「有精卵に対する孵化率」なのか「総採卵数に対する孵化数」なのかを明記すると比較しやすくなります。
孵化率に影響する要因
親魚の状態、受精状態、卵の取り扱い、水温、水質、カビ、過度な高温・低温などさまざまな要因が関係します。
孵化率だけでは繁殖成功を評価できない
高い孵化率でも、孵化後の針子が育たなければ最終的な生産数は増えません。繁殖全体を見る場合は、生存率や歩留まりも合わせて記録します。
少数の卵では変動が大きい
5個中4個なら80%、100個中80個でも80%ですが、前者は1個の差で割合が大きく変わります。系統比較ではある程度の卵数を確保して見る方が傾向を判断しやすくなります。
改善には工程を分けて見る
孵化率が低い場合、まず無精卵が多いのか、有精卵が発生途中で死ぬのかを分けて記録します。前者なら親魚・受精、後者なら卵管理や水温など、確認すべき場所が変わります。