カテゴリ:水質
pHとは、水溶液の酸性・アルカリ性の程度を示す尺度です。一般的な水質管理ではpH7付近を中性、7未満を酸性側、7より大きい値をアルカリ性側として扱います。
pHは対数尺度
pHは単純な比例目盛りではなく対数尺度です。pHが1違うと水素イオンの活量はおおよそ10倍異なるため、短時間の大きな変化は魚へ負担になります。
メダカはある程度の幅へ順応する
一つの「完璧なpH」だけを追うより、飼育している水で安定していることが重要です。薬剤で数値だけを急に合わせると逆効果になることがあります。
アンモニア毒性と関係する
同じ総アンモニア量でもpHが高いほど、毒性の高い非イオン型アンモニアNH3の割合が増えます。水温もこの平衡へ影響します。
KH・アルカリ度が変動を緩和する
炭酸水素塩などによる緩衝作用が大きい水では酸が加わってもpHが変化しにくくなります。アクアリウムでKHと呼ばれる測定値はこの性質の目安として使われます。
測定時間でも変わることがある
植物・藻類が多い水では、日中の光合成で二酸化炭素が減りpHが上がり、夜間の呼吸で下がる日周変動が見られる場合があります。
測定値を比較するときのポイント
pHを経時的に比較する場合は、同じ測定器・試薬、同じ単位、できるだけ同じ時間帯で測ります。測定器は校正や電極の汚れでも値が変わるため、異常値が出たときは再測定し、魚の行動や他の水質項目と照らし合わせます。
一つの項目だけで判断しない
メダカの状態を確認するときは、pHだけで結論を出さず、酸性、中性、アルカリ性など関連する条件も合わせて見ます。水質異常は複数の要因が同時に起こることがあり、普段の測定値と魚の食欲・泳ぎ・呼吸の変化を組み合わせると原因を絞り込みやすくなります。