カテゴリ:遺伝・品種改良

表現率とは、改良メダカの繁殖で、調べた個体のうち目的とする形質が外見に現れた割合を表すために使われる言葉です。「ヒレ長表現が70%」などのように用いられます。

基本的な計算

100匹を育てて70匹に目的形質が確認できたなら、その判定基準では表現率70%と計算できます。

何歳で判定したかが重要

体外光、ヒレ伸長、模様などは成長とともに変化します。Sサイズで30%、成魚で70%ということもあり得るため、判定サイズや月齢をそろえる必要があります。

基準を明確にする

「少しでもヒレが伸びれば表現」「一定以上伸びた個体だけ表現」では数字が変わります。表現率を比較するなら、合格条件を明記することが重要です。

遺伝学の「浸透率」とは別に扱う

遺伝学では、特定の遺伝型を持つ個体のうち表現型を示す割合をpenetrance(浸透率)と呼びます。メダカ販売で使う「表現率」は、遺伝型を調べず外見だけで集計することも多く、同じ指標とは限りません。

固定率との違い

固定率は系統として次世代へどれだけ安定して再現されるかという意味を含みます。表現率は特定の一群・一世代で実際に現れた割合として整理すると分かりやすくなります。

非表現個体も遺伝子を持つ場合がある

目的形質が外見に出なかった個体でも、その形質に関係する対立遺伝子を持っている可能性があります。表現率は外見の割合であり、保有遺伝子の割合とは同じではありません。

関連する用語

メダカ・アクアリウム用語集へ戻る

▲