カテゴリ:遺伝・品種改良
形質とは、生物が持つ特徴や性質を表す言葉です。メダカでは体色、光沢、模様、体型、ヒレの長さ、目の特徴、成長速度など、観察や測定できるさまざまな性質が形質に含まれます。
形質と表現型
「体色」という特徴の項目を形質と考え、その個体で実際に「黒い」「白い」「オレンジ色」などと現れている状態を表現型と表現することがあります。
遺伝する形質
親から子へ一定の傾向で伝わる特徴には遺伝子が関係します。改良メダカでは、目的形質が次世代へどの程度受け継がれるかを見ながら選抜します。
環境の影響を受ける形質
成長速度、体色の濃さ、繁殖量などは遺伝だけでなく、水温、餌、光、飼育密度など環境の影響も受けます。
形質は一つずつ独立しているとは限らない
同じ遺伝子が複数の形質へ影響したり、近接する遺伝子が一緒に受け継がれやすかったりすることがあります。複合品種では形質を一つずつ分けて記録すると交配結果を整理しやすくなります。
品種名と形質名を分けて考える
「幹之」は品種・系統の名称、「体外光」はその個体が持つ形質の一つです。一つの品種に複数の形質が組み合わされている場合が多くあります。
形質を細かく分けて記録する
「良い個体」という一括評価より、体色、ラメ量、体外光、ヒレ、体型などを別々の形質として記録すると、どの特徴がどの交配で改善したかを追いやすくなります。