カテゴリ:ろ過・バクテリア

光合成細菌とは、光エネルギーを利用する能力を持つ細菌をまとめた呼び方です。観賞魚分野ではPSBという名称で赤紫色の培養液が流通し、紅色非硫黄細菌などが利用されることがあります。

一種類の菌名ではない

光合成細菌には代謝や生息環境の異なる複数のグループがあり、「光合成細菌」という名前だけで菌種を特定することはできません。

植物の光合成と同じではない種類もある

酸素を発生させる植物型光合成とは異なり、酸素を発生させない光合成を行う細菌群もあります。

硝化菌とは役割が違う

PSB製品を入れることと、アンモニアから亜硝酸・硝酸へ進む硝化が成立することは同じではありません。硝化能力は別に確認する必要があります。

有機物利用など多様な代謝を持つ

紅色非硫黄細菌の中には光の有無や酸素条件によって異なる代謝を行える種類があります。

製品ごとの説明を確認する

含有菌、保存方法、使用量、対象環境は製品によって違います。『PSB』という名称だけで同じ効果を期待しないことが重要です。

水槽で考えるときのポイント

光合成細菌を理解するときは、一つの微生物や反応だけを切り離して考えず、アンモニア発生量、酸素、水流、ろ材表面、pH、水温などを合わせて見ます。水槽内の微生物群は時間とともに変化するため、見た目だけで状態を断定せず、必要に応じて水質測定で確認することが重要です。

用語を一種類の菌名だと考えない

ろ過分野では、働きや代謝の共通点をもとに複数の微生物をまとめて呼ぶ用語が多くあります。水槽ごとに微生物群の構成は異なり、同じ働きでも担う種類が違う場合があります。市販品の名称や古い飼育解説だけから、特定の一菌種がすべてを担っていると決めつけないことが大切です。

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