カテゴリ:繁殖・成長
成長不良とは、メダカが期待される時期に十分な大きさまで成長しない、または同じ群れの多くより明らかに成長が遅い状態を表す言葉です。一つの病名ではなく、さまざまな原因で起こる状態です。
餌が足りているか
針子・稚魚では口に入る餌が少ないと成長が遅れます。餌を入れていても、大粒で食べられない、他個体に先に食べられる場合は実際の摂餌量が不足します。
過密飼育
飼育数が多すぎると餌競争が強く、水質も悪化しやすくなります。小さい個体だけ別容器へ分けると成長が改善する場合があります。
水温と季節
低水温ではメダカの代謝と摂餌が低下し、成長は遅くなります。冬の屋外で成長が止まるように見えることは、必ずしも病的な成長不良ではありません。
病気や寄生虫
食欲低下、痩せ、白い糞、呼吸異常などを伴う場合は、単純な餌不足以外の病気も考える必要があります。
遺伝的な小型個体もいる
同じ兄弟でも生まれつき成長速度に差があります。環境を整えても小さい個体が一定割合出ることがあり、すべての小型個体に原因があるとは限りません。
記録して判断する
一時点の見た目だけでなく、数週間ごとのサイズ変化を記録すると、本当に成長が止まっているのか、ゆっくりでも成長しているのかを判断しやすくなります。
小さい個体を分けて経過を見る
同居群で小さい個体だけを別容器へ移し、同じ餌を十分に取れるようにすると、競争が原因だったかを判断しやすくなります。それでも成長しない場合は体質や病気など別の要因を考えます。