カテゴリ:繁殖・成長
成長とは、メダカが孵化後に体を大きくし、ヒレや鱗、内臓、体色、生殖器官などを発達させて成魚へ近づく過程です。単に全長が伸びることだけを意味しません。
針子から稚魚へ
孵化直後の針子は非常に細く、口も小さい状態です。餌を食べながら体に厚みが出て、ヒレや鱗が発達し、稚魚らしい姿になります。
水温と成長
メダカは変温動物なので、水温が代謝や摂餌量に影響します。適温範囲では暖かい時期に成長が速くなりやすい一方、高水温すぎる環境は酸素不足や体調悪化につながります。
餌と飼育密度
十分な栄養がなければ成長は遅くなります。一方、同じ量の餌でも過密飼育では一匹あたりの摂餌量が減り、水質も悪化しやすくなります。
兄弟でも成長差が出る
同じ親・同じ孵化日のメダカでも、遺伝、摂餌量、競争などによってサイズ差が生じます。大きな個体がさらに餌を多く取ることで差が広がることがあります。
品種表現も成長する
朱赤の濃さ、黒斑、ラメ、体外光、ヒレ長などは成長とともに変化します。小さな若魚の外見が成魚時の完成形とは限りません。
成長記録には同じ測定方法を使う
体長・全長・体重などを定期的に記録する場合は、毎回同じ測定方法と条件を使うと成長速度を比較しやすくなります。
成長を急がせることだけが目的ではない
高水温・高給餌で短期間に大きくすることより、健康を保ちながら安定して育てることが重要です。急成長を狙って過密や水質悪化を招けば、最終的な生存率や体型へ悪影響が出る可能性があります。