カテゴリ:エサ・生き餌
ワムシとは、輪形動物門に属する非常に小さな多細胞動物です。頭部の繊毛環が回転するように見えることから名付けられ、魚類の仔魚用生き餌として広く利用されます。
非常に小さな動物プランクトン
種類によって大きさは異なりますが、ミジンコより小さく、口の小さな仔魚が食べられるサイズのものがあります。
水産種苗生産でも利用される
海産魚の仔魚飼育ではシオミズツボワムシ類などが重要な初期餌として培養されています。淡水性ワムシも存在します。
培養餌が必要
植物プランクトンや酵母など、ワムシが食べられる微粒子を供給して培養します。
密度管理が重要
高密度培養では酸素不足、アンモニア上昇、餌不足が起こりやすく、急激に個体数が落ちることがあります。
針子餌として使う場合
メダカで必須の餌ではありませんが、ゾウリムシから大きなミジンコへ移る間の微小生き餌として利用できます。
生き餌は「餌」と「培養水」を分けて考える
ワムシを培養して与える場合、魚が食べる生物そのものと、その生物を育てている水は別です。培養水には餌残り、細菌、代謝産物などが含まれるため、必要以上の培養水をメダカ容器へ入れないようにします。
大きさと魚の成長段階を合わせる
ゾウリムシなどと比べ、ワムシが針子、稚魚、成魚のどの段階で食べやすいかを確認します。生き餌が豊富でも口に入らない大きさでは利用できないため、魚の成長に合わせて餌生物を切り替えます。
培養群は予備を残す
生き餌の培養は、水温上昇、酸欠、過密、餌の入れすぎなどで短期間に崩れることがあります。重要な種は一容器へ集中させず複数へ分け、すべてを給餌に使い切らないようにすると再培養しやすくなります。