カテゴリ:飼育・管理
油膜とは、水槽や容器の水面に薄い膜ができ、光を反射して油のように見える状態です。実際の油だけでなく、餌由来の脂質・タンパク質・微生物などが関係することがあります。
水面に物質が集まる
水面は空気と水の境界で、有機物や微細な粒子が集まりやすい場所です。水面が動かない水槽では膜が目立ちやすくなります。
餌や有機物が多い場合
高脂質の餌、残餌、枯れた植物などの分解物が増えると油膜が形成されやすくなります。
ガス交換への影響
薄い膜が少量あるだけで直ちに酸欠になるとは限りませんが、水面全体が厚く覆われ水流もない状態ではガス交換を妨げる要因になります。
除去方法
キッチンペーパーを一瞬水面へ触れさせて吸着する、水面へ適度な水流を作る、残餌を減らすなどがあります。
針子容器では注意
非常に小さい針子は水面付近を利用するため、厚い膜や汚れがあると行動を妨げる可能性があります。孵化・育成容器は水面も観察します。
水面を強くかき回せばよいとは限らない
適度な水面撹拌は油膜を壊しますが、メダカの針子や浮草を育てる容器では強すぎる水流が負担になる場合があります。生体に合わせて流量を調整します。
原因を一つに決めつけない
油膜が疑われる状態でも、似た症状を起こす原因は複数あります。悪臭や酸欠、水温、水質、発生した時間帯を確認し、一匹だけなのか群れ全体なのかを分けて考えると原因を絞り込みやすくなります。