[2026年7月30日投稿]

今回は、亀田養魚がなぜ養魚場でメダカを直売していないのかについて書いてみたいと思います。
亀田養魚は、自分たちで生産したメダカをお客様へ直接販売する、生産者直販のメダカ販売店です。
ただし、養魚場へ直接来ていただき、その場でメダカを見たり、選んだりして購入する形の来場販売は行っていません。
「近くなので養魚場へ直接買いに行きたい」「実物のメダカを見ながら選びたい」と思われる方もいらっしゃると思います。そのお気持ちはよく分かります。
それでも養魚場でメダカを直売していないのは、接客をしたくないからではありません。
日々のメダカの生産、管理、選別、発送を安定して続けるためです。
生産者直販と養魚場での直売は違います
亀田養魚は生産者直販のメダカ販売店ですが、養魚場に販売店舗や直売所を設けているわけではありません。
当店が生産者直販と表現しているのは、自分たちで生産したメダカを、通販や業者さま向け販売を通して直接販売しているという意味です。
養魚場へ来場していただき、その場でメダカを選んで購入する対面販売とは、販売方法が異なります。
現在、亀田養魚では、一般のお客様を対象とした養魚場でのメダカ販売、通販商品の受け取り、養魚場の見学は行っていません。
養魚場は店舗ではなくメダカの生産現場です
亀田養魚の養魚場は、メダカを展示して販売する店舗ではなく、メダカを生産するための現場です。
ビニールハウス内には多くの飼育容器が並び、毎日さまざまな作業を行っています。
- 親メダカの管理
- 採卵と卵の確認
- 孵化した稚魚の管理
- 当歳魚の育成
- エサやり
- 水温や飼育水の確認
- 成長したメダカの選別
- 通販や業販の発送準備
特に春から夏にかけては、採卵と稚魚管理が集中します。
産卵床の回収、卵の処理、孵化後の管理、成長に合わせた容器の移動や選別など、その日のうちに進めなければならない作業が数多くあります。
一日の作業の流れが大きく崩れると、その後の生産数やメダカの成長にも影響することがあります。
養魚場で直売を始めれば、来場されるお客様への説明や販売対応が必要になります。丁寧に対応しようとすれば、その間は生産作業を止めなければなりません。
亀田養魚では、まず目の前にいるメダカをしっかり管理することを優先しています。
年間数十万匹のメダカを生産するため
亀田養魚では、年間に数十万匹のメダカを生産しています。
多くのメダカを安定して育てるには、親メダカだけでなく、卵、孵化したばかりの稚魚、成長途中の当歳魚、販売を待つメダカまで、それぞれの状態を確認する必要があります。
一つひとつの作業は小さく見えても、多くの飼育容器で毎日繰り返せば、大きな作業量になります。
限られた人数でメダカの生産と発送を行っているため、養魚場での接客時間を設けるよりも、生産作業へ時間を使う方が、亀田養魚の強みを生かせると考えています。
養魚場でメダカを見せることよりも、安定して生産し、必要としている方へ届けることを大切にしています。
メダカの状態と養魚場の安全を守るため
養魚場内には、多くの飼育容器、ホース、網、配管、作業道具などがあります。
店舗として作られた場所ではないため、お客様が安全に見学したり、ゆっくりメダカを選んだりするための設備は整えていません。
足元がぬれている場所や、容器の間の狭い通路、作業用の配管が通っている場所もあります。
また、人の出入りが増えると、作業中の移動や飼育容器の管理にも、これまで以上の注意が必要になります。
多くの生き物を管理している生産現場では、事故や管理上のリスクをできるだけ増やさないことも大切です。
メダカの状態と養魚場内の安全を守るためにも、養魚場での直売や自由見学は行わない形にしています。
通販と業販を中心にメダカを販売しています
亀田養魚では、インターネット通販と業者さま向け販売を中心にメダカを販売しています。
通販では、ご注文内容や商品条件に合わせてメダカの状態を確認し、発送の準備を進めることができます。
業販では、事前に注文内容や必要数を確認し、まとまった数のメダカを発送作業の流れの中で準備できます。
この販売方法であれば、採卵、育成、選別などの日々の作業を計画的に進めながら、メダカを安定してお届けできます。
また、発送前にメダカの状態を確認し、必要に応じて出荷日を調整できることも通販の利点です。
いつ来場があるか分からない状態で養魚場を直売所として運営するよりも、注文を確認してから準備する方が、生産現場として管理しやすくなります。
一匹ずつ選ぶ直売より安定供給を優先しています
亀田養魚は、多くの品種を少数ずつ展示し、お客様に一匹ずつ選んでいただく販売店ではありません。
楊貴妃メダカ、ミユキメダカ、ブラックメダカ、ヒレ長系、リアルロングフィン系など、分かりやすく需要のあるメダカを、まとまった数で生産する養魚場です。
業者さま向けの100匹セットをはじめ、まとまった数量のメダカ販売にも対応しています。
そのため、養魚場へ来場された方に一匹ずつ選んでいただく直売方法よりも、当店でメダカの状態を確認し、通販や業販でお届けする方法の方が、現在の生産体制に合っています。
販売方法にはそれぞれ良さがありますが、亀田養魚では一匹ずつ選ぶ楽しさを提供することよりも、品質と数量を安定させることを優先しています。
見せるためではなく育てて届けるための養魚場
メダカ販売には、さまざまな品種を並べ、実物を見ながら選ぶ楽しさがあります。そのような販売方法も、メダカの魅力を伝える大切な形だと思います。
一方で、亀田養魚が大切にしているのは、売り場の華やかさよりも、毎日の採卵、育成、選別、出荷を積み重ねることです。
お客様に見せるための店舗づくりよりも、メダカを安定して育てられる環境づくりを優先しています。
流行や見た目の派手さだけを追うのではなく、分かりやすい品種を安定して生産し、できるだけ納得しやすい価格でお届けすることが、亀田養魚の役割だと考えています。
道の駅にのみやでもメダカを販売しています
養魚場での来場販売は行っていませんが、亀田養魚のメダカは道の駅にのみやでも販売しています。
お近くにお住まいで、実際にメダカを見て購入したい方は、道の駅にのみやでの販売をご利用ください。
ただし、道の駅で販売しているメダカの品種や数量は、季節や生産状況によって変わります。
通販サイトに掲載している商品と、道の駅に並んでいる商品が同じとは限りません。また、道の駅での商品予約や取り置きには対応していません。
養魚場での商品受け取りも行っていません
通販で注文したメダカを、送料をかけずに養魚場で受け取りたいというお問い合わせをいただくことがあります。
しかし、養魚場での商品受け取りには対応していません。
受け取り時間に合わせて作業を調整したり、来場される方への受け渡し対応が必要になったりするためです。
一件だけであれば短い時間に思えるかもしれませんが、継続して対応すると、生産や発送の流れに影響します。
公平で分かりやすい販売方法を保つためにも、通販でご注文いただいたメダカは配送でのお届けとしています。
これからもメダカの生産を優先します
亀田養魚は、店舗型の華やかな販売スタイルを目指している養魚場ではありません。
養魚場でメダカの直売や見学を行えば、お客様と直接お話しできる機会は増えると思います。
しかし、その分だけ親メダカ、卵、稚魚、当歳魚の管理に使える時間は減ってしまいます。
亀田養魚では、これからもメダカの生産、育成、選別、発送を優先し、通販、業販、道の駅にのみやでの販売を中心に続けていきます。
養魚場でのメダカの直売を行っていないことで、ご不便をおかけすることもあると思います。
その分、日々の管理を大切にし、状態の良いメダカを安定してお届けできるよう努めていきます。
亀田養魚は、見せるための養魚場ではなく、メダカを育てて届けるための養魚場です。
生産者直販のメダカ販売店として、これからも分かりやすく、飼いやすく、長く楽しめるメダカを安定して生産し、お届けしていきます。
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