[2026年7月26日投稿]
メダカ屋というと、好きなことを仕事にしていて楽しそうだと思われることがあります。たしかに、好きだからこそ続けられている部分はありますが、実際には決して楽な仕事ではありません。
毎年この時期になると実感するのが、近年の猛暑の厳しさです。梅雨明け後の7月・8月は暑さが本番となり、養魚場の作業も一年の中で最も厳しい時期を迎えます。夏はメダカが活発に動く季節ですが、その一方で、メダカ屋にとって最も体力を使う時期でもあります。
7月・8月はメダカ屋にとって消耗戦です
メダカ屋にとって、7月・8月はまさに消耗戦です。
暑さが厳しくなる一方で、作業は減るどころか、むしろ増えていきます。採卵、稚魚の管理、足し水、容器ごとの状態確認、選別など、どれも止めることのできない大切な作業です。
暑いから今日は休む、というわけにはいきません。むしろ暑い時ほど、水温の上昇や水の傷み、メダカの状態変化にも注意する必要があり、容器を確認する回数も増えていきます。
夏の養魚場では、汗を拭くためのタオルが欠かせません。作業で使ったタオルを干し、次の作業に備えることも、夏の養魚場では日常の光景です。
暑い時期ほど作業が増えていきます
7月・8月は、親メダカの採卵が続き、稚魚も次々に増えていく時期です。年間の生産を支える大切な時期だからこそ、やるべきことが一気に重なります。
採卵は毎日の積み重ねです。稚魚についても、成長段階や大きさに合わせて、餌や容器、飼育密度などの管理を変えていかなければなりません。
さらに、水温が高くなる時期は水の状態も変わりやすく、足し水や水質の確認、容器ごとの状態確認も欠かせません。
メダカがよく動く時期は、メダカ屋も動かなければならない時期です。夏は生産が進む季節であると同時に、一年の中でも作業量が最も多くなる季節です。
ビニールハウスや屋外の暑さは想像以上です
メダカ屋の夏の大変さは、作業量だけではありません。ビニールハウスや屋外での作業は、想像以上に体力を使います。
朝から多くの容器を見て回り、メダカの状態や水温、水の状態を確認しながら作業を進めます。日差しが強くなると、ビニールハウス内の温度も急激に上がるため、メダカだけでなく、作業する人間の体調管理も必要です。
水分を取り、休憩を挟みながら進めても、毎日の暑さによって少しずつ体力を消耗します。それでも、メダカの管理を止めるわけにはいきません。
毎日のわずかな管理の差が、その後の生産量やメダカの仕上がりにそのまま表れるからです。
夏をどう乗り切るかでその年が変わります
7月・8月は厳しい時期ですが、この2か月をどのように乗り切るかによって、その年の結果は大きく変わります。
目立たない地道な作業が続きますが、この時期にどれだけ丁寧にメダカと向き合えるかによって、秋以降に販売できるメダカの数や仕上がりにも差が出ます。
亀田養魚では、年間数十万匹のメダカを生産しています。良いメダカを数多く安定して生産するためには、暑い夏の現場を乗り切り、毎日の管理を積み重ねることが欠かせません。
本格的な夏の現場に向き合います
メダカ屋は、外から見ると華やかで、メダカを増やして販売するだけの仕事に見えるかもしれません。
しかし実際には、暑い時ほど忙しくなり、体力も気力も必要になります。特に、数多くのメダカを安定して生産するためには、毎日の管理を積み重ねていかなければなりません。
本格的な夏はすでに始まっています。今年も厳しい暑さが続くと思いますが、採卵、稚魚管理、足し水、選別と、一つずつ作業を積み重ねながら向き合っていきます。
7月・8月は消耗戦です。それでも、この時期を乗り切ることが、メダカ屋にとって最も大切な仕事の一つだと思っています。
関連記事
- 日照不足でメダカの産卵量は減る?梅雨時期に見られる産卵量の変化 2026年7月6日投稿
- メダカの稚魚育成ハウスの準備を進めています|4月中旬頃から卵採取を始めます 2026年4月1日投稿
- 遅咲きの桜が教えてくれる春の到来|当養魚場でメダカの採卵が始まる時期 2026年4月12日投稿
- 梅雨時期のメダカ飼育|亀田養魚が気をつけていること 2026年7月4日投稿
| [2026年7月23日投稿] 高級メダカは存在しない!?価格と固定率の本当の話 メダカの世界では、1匹数万円、場合によってはそれ以上の価格で販売される個体があります。一般的には「高… [メダカに関する記事]
|
