カテゴリ:繁殖・成長
人工孵化とは、メダカの卵を親魚のいる環境から回収し、別の容器で水温や水質を管理しながら孵化させることです。卵を機械で孵すという意味に限らず、人の管理下で卵を育てる方法全般を指します。
親から卵を分ける
メダカは卵や孵化直後の稚魚を食べることがあります。採卵して親魚と分けることで、食卵を防ぎやすくなります。
卵を観察しやすい
別容器では有精卵・無精卵、発眼、カビなどを確認しやすく、同じ採卵日の卵をまとめて管理できます。
水温を安定させる
孵化日数は水温の影響を大きく受けます。急激な温度変化を避け、発生に適した温度範囲で管理します。高温にして急いで孵化させることが目的ではありません。
死卵・カビを管理する
白濁した卵やカビが付いた卵があれば適宜取り除きます。卵を過密に固めず、水を清潔に保つことで管理しやすくなります。
孵化後の準備を先にする
卵が孵化してから慌てないよう、針子用の容器と微細な餌を準備しておきます。人工孵化の目的は孵化させることだけでなく、その後の仔魚を育てることまで含めて考えます。
人工授精とは別
人工孵化は受精済みの卵を人が管理して孵すことです。卵と精子を人為的に合わせる人工授精とは別の操作です。
孵化容器を小さくしすぎない
卵の間は少量の水でも管理できますが、孵化すると排泄と給餌が始まり水質負荷が増えます。孵化予定数に対して水量が少なすぎないかを事前に考え、必要なら育成容器へ移します。