カテゴリ:飼育・管理
追尾とは、ある個体が別の個体の後を追って泳ぐ行動です。メダカでは求愛、オス同士の競争、餌をめぐる追い払いなど複数の場面で見られます。
求愛での追尾
成熟したオスはメスへ近づき、後方や側面から追うことがあります。その後に体を寄せて産卵姿勢へ移るなら求愛行動の一部と考えられます。
威嚇での追尾
同性や競争相手を追い払い、相手が離れると追跡を止める行動は威嚇・競争の要素が強くなります。
追尾の強さを観察する
数秒程度の追いかけは正常な社会行動でも、一匹だけが長時間追われ続ける場合はストレスや摂餌不足につながります。
雌雄比の影響
少数のメスに多くのオスを入れると、複数オスから同じメスへ追尾が集中することがあります。繁殖群ではメスの消耗を確認します。
病気の個体が追われることもある
弱った個体が群れから離れ、他個体から追われる場合があります。追尾そのものだけでなく、追われる個体の食欲や泳ぎを確認します。
繁殖期と通常期を比較する
春から夏に追尾が増え、秋冬に減るなら繁殖行動の影響が考えやすくなります。季節に関係なく一匹だけが執拗に追われる場合は、群れ構成や個体差も確認します。
行動を判断するときの考え方
追尾だけを一場面で見て正常・異常を決めるのではなく、求愛行動や威嚇、水温、給餌前後などを合わせて観察します。同じ群れの普段の状態を知っておくことが、変化を見つける最も実用的な基準になります。