カテゴリ:繁殖・成長
放卵とは、メスが成熟した卵を生殖孔から体外へ放出することです。メダカでは求愛行動の終盤に放卵が起こり、ほぼ同時にオスが放精します。
排卵と放卵は違う
排卵は卵巣内の成熟卵が卵巣腔へ放出される体内の過程、放卵はその卵が魚体の外へ出る過程です。飼育者が目で確認できるのは主に放卵後の卵です。
放精とタイミングが合うことで受精する
メダカは体外受精なので、メスが卵を出すだけでは有精卵になりません。オスの放精が同じタイミングで行われ、精子が卵へ到達する必要があります。
放卵直後の卵
卵は付着糸によって互いに絡まり、メスの腹部についた房のように見えます。これは卵が腹部の中に残っている状態ではなく、すでに体外へ放出された卵です。
放卵数は一定ではない
一度に放卵する卵数は、メスの大きさ、成熟状態、栄養、季節、産卵間隔などで変わります。同じメスでも毎回同じ数になるわけではありません。
放卵できない状態
成熟卵があるように見えても放卵が進まず腹部が異常に膨らむ場合は、卵詰まりなど別の問題を考えることがあります。ただし外見だけで原因を断定しないことが重要です。
放卵と産み付けは別の動作
メダカは放卵した瞬間に水草へ一個ずつ卵を付けるわけではありません。いったん腹部へ房状に卵を保持し、その後に付着場所へ移すため、放卵と卵の付着には時間差があります。