カテゴリ:繁殖・成長
体外受精とは、卵と精子が親の体の外で出会い受精する方法です。メダカを含む多くの魚類で見られ、産卵時にメスが放卵し、オスがその近くで放精します。
メダカの体外受精
求愛の後、オスとメスが体を密着させるような姿勢をとり、メスが卵を出すのに合わせてオスが精子を放出します。卵は体外へ出た直後に受精します。
腹部についている卵もすでに体外
産卵後にメスの腹部へぶら下がっている卵は、体内に残っている卵ではありません。すでに放卵された卵が付着糸で互いに絡まり、腹部付近についている状態です。
体内受精との違い
体内受精では精子がメスの体内へ入り、そこで受精します。メダカでは通常そのような受精を行わず、産卵時のペア行動によって体外で受精します。
水中に精子をばらまくだけではない
メダカの産卵ではオスとメスが近接して放卵・放精するため、受精しやすい位置関係が作られます。単に同じ水槽に精子と卵が存在すれば同じように受精するというものではありません。
人工授精も体外受精の一種
研究では採取した卵と精子をシャーレなどで合わせる人工授精が行われます。受精場所は親魚の体外なので、これも体外受精です。
水質も受精環境の一部
放卵・放精は水中で起こるため、急激な水質変化や親魚が落ち着かない環境は正常な産卵行動を妨げる場合があります。繁殖では受精操作だけでなく、親魚が自然に行動できる環境を整えることが基本です。