カテゴリ:繁殖・成長
抱卵とは、一般に卵を持っている状態を表す言葉です。メダカ飼育では、産卵後のメスが房状の卵を腹部につけて泳いでいる状態を「抱卵している」と表現することがよくあります。
腹部の卵はすでに体外へ出ている
メダカのメスが腹部につけている卵は、体内の卵巣に残っている卵ではありません。すでに放卵され、受精した卵が付着糸で互いに絡まり、生殖孔付近にぶら下がっています。
その後に水草へ付着する
メスは卵をつけたまましばらく泳ぎ、その後、水草や産卵床へ体を触れさせることで卵をこすり付けます。自然環境では細い水草などが卵の付着場所になります。
「お腹が大きい」状態とは別
産卵前に卵巣が発達して腹部が大きくなった状態も広い意味で抱卵と表現されることがありますが、メダカ飼育では腹部に卵が外から見えている状態を指すことが多くあります。
朝に見つけやすい
繁殖条件下では朝の時間帯に産卵することが多いため、朝の給餌や見回り時に腹部へ卵をつけたメスを見つけやすくなります。
採卵のタイミング
腹部についている卵を直接採る方法もありますが、魚を追って触ることはストレスになります。産卵床へ付けた後に回収する方が扱いやすい場合があります。
卵をつけたままの時間には差がある
メスが卵を産卵床へ付けるまでの時間は、産卵場所の有無や個体の行動によって変わります。長く腹部に付いているから異常とは限らず、自然に付着場所を探している場合があります。