カテゴリ:繁殖・成長

胚とは、受精後に細胞分裂を始め、卵の中で体を作っている発生途中の個体を指します。メダカでは透明な卵膜を通して胚の成長を直接観察できます。

受精後すぐに発生が始まる

受精が成立すると、卵の動物極側で細胞分裂が進みます。細胞数が増え、やがて体の前後軸や頭部、尾部などが形成されていきます。

卵黄の上で体が作られる

メダカの胚は大きな卵黄の表面に沿うように形成され、成長とともに体が長くなります。卵黄は発生に必要な栄養を供給します。

眼や心臓が見えてくる

発生が進むと眼に色素が現れ、心臓の拍動や血流も観察できるようになります。さらに胚が卵内で体を動かす姿が見られるようになります。

発生ステージが決められている

研究では、メダカの胚発生は形態的な特徴に基づいて細かなステージへ分類されています。単に「産卵後何日」という時間だけでなく、眼や体節、ヒレなどの発達状態で段階を判断します。

発生速度は水温で変わる

同じ受精時刻の卵でも水温が違えば胚の発達速度が変わります。高温ほど無制限に速くできるわけではなく、正常発生には適切な温度範囲があります。

胚の動きは発生確認の一つの手掛かり

発生後期になると卵内で仔魚が体を動かす姿を確認できます。ただし一時的に動かない時間もあるため、動きだけで生死を判断せず、心拍や血流、卵の透明度なども合わせて観察します。

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