カテゴリ:体型・ヒレ・身体
胸ビレとは、メダカのエラぶたのすぐ後ろに左右一対あるヒレで、英語ではpectoral finと呼ばれます。前へ進む主な力は尾ビレが生みますが、胸ビレは細かな方向転換や停止、姿勢調整に重要です。
左右一対あるヒレ
背ビレや尻ビレと違い、胸ビレは左右に一枚ずつあります。透明に近いため、白い背景や小さな稚魚では見えにくいことがあります。
細かな動きを作る
メダカが水中でその場に近い位置を保つとき、方向を少し変えるとき、餌へ近づくときなどに胸ビレを細かく動かします。
急停止や後退に近い動きをするときにも胸ビレが使われます。
左右差を見る
片方の胸ビレが閉じたまま、欠けている、動かしていない場合は、外傷や体調不良がないか確認します。左右の動きがそろっているかは泳ぎを見るポイントになります。
ヒレ長形質との関係
ヒレ長系統では胸ビレまで長く見える個体もありますが、どのヒレがどの程度伸びるかは系統によって異なります。
発生の途中で形成される
孵化直後のメダカでは成魚と同じ形のヒレがすべて完成しているわけではありません。成長とともに鰭条やヒレの形が発達し、成魚の泳ぎ方へ近づきます。
透明なので観察には光が必要
胸ビレは体色の薄い個体ではほとんど透明に見えることがあります。横から少し斜めに光を当てると、ヒレ膜の反射と動きを確認しやすくなります。左右の動きを比べると欠損や閉じた状態にも気づきやすくなります。