カテゴリ:飼育・管理
呼吸とは、生物が酸素を取り込み、細胞内のエネルギー産生に利用し、その結果生じる二酸化炭素などを排出する一連の過程です。メダカでは主にエラで水中の酸素と二酸化炭素を交換します。
エラでガス交換する
口から取り入れた水をエラへ通し、薄い組織を介して溶存酸素を血液へ取り込みます。
水温で酸素需要が変わる
水温が上がるとメダカの代謝は高まりやすい一方、水に溶け込める酸素量は減ります。高水温時は酸欠リスクが高まりやすくなります。
呼吸が速いとき
水質悪化、酸欠、高水温、エラの障害、強いストレスなどで鰓蓋の動きが速くなることがあります。一匹だけか全体かを見ます。
水面にいるだけでは酸欠と断定しない
メダカはもともと上層を利用する魚で、給餌待ちでも水面へ集まります。口を頻繁に水面へ出す、全個体が苦しそうなど他の所見と合わせます。
呼吸は体調観察に使える
毎日同じ時間帯に泳ぎと鰓蓋の動きを見ておくと、普段との変化に気づきやすくなります。
鰓蓋の動きを基準化する
健康時の呼吸速度を数値で測る必要はありませんが、同じ水温帯で普段の鰓蓋の動きを見ておくと、急な呼吸促迫に気づきやすくなります。
行動を判断するときの考え方
呼吸だけを一場面で見て正常・異常を決めるのではなく、エラ呼吸やエラ、水温、給餌前後などを合わせて観察します。同じ群れの普段の状態を知っておくことが、変化を見つける最も実用的な基準になります。