カテゴリ:繁殖・成長
産卵床とは、メダカが腹部につけた卵を付着させるために水中へ入れる人工的な素材です。卵を採りやすくする目的で使われ、メダカ繁殖では広く利用されています。
なぜ産卵床に卵が付く?
メダカの卵には長い付着糸があります。メスが産卵床へ体をこすりつけると、この糸が繊維へ絡まり、卵が残ります。
よく使われる素材
毛糸、スポンジ、人工繊維など、水中で細い房状になる素材が使われます。市販品には浮き輪状の部分から繊維を垂らすタイプもあります。
水草との違い
自然環境では水草や藻などが産卵場所になります。人工産卵床は取り出しやすく、卵を確認・回収しやすいことが大きな利点です。
設置する場所
メダカが泳ぎやすく、メスが体を寄せやすい位置へ設置します。浮かせるタイプなら水面付近から繊維が垂れ、日常の見回りでも卵を確認しやすくなります。
清潔に保つ
長期間使用すると藻や汚れが付くことがあります。汚れが強くなったら洗浄・交換し、卵を回収するときは品種や親魚を混同しないよう管理します。
産卵床があっても必ず産むわけではない
親魚が未成熟、低水温、日照不足、体調不良などでは産卵床を入れても卵は付きません。産卵床は産卵を起こす装置ではなく、産んだ卵を受ける道具です。
産卵床の素材より親魚の好みも影響する
同じ素材でもよく卵を付ける親と、水草や容器壁を好む親がいます。卵が付かない場合は「産卵していない」のか「別の場所へ付けている」のかを確認すると原因を分けやすくなります。