カテゴリ:繁殖・成長

付着糸とは、メダカの卵膜から伸びる長い糸状の構造で、卵を水草や産卵床などへ固定する役割を持ちます。メダカの卵を特徴づける分かりやすい構造の一つです。

産卵直後に卵が房になる理由

メスが放卵すると、複数の卵の付着糸が互いに絡み合います。そのため卵はバラバラにならず、房状にまとまってメスの腹部へぶら下がって見えます。

水草へ卵を固定する

メスは卵を腹部につけたまま泳ぎ、水草や細い繊維へ体を触れさせます。付着糸が植物や産卵床へ絡むことで、卵がその場に残ります。

卵膜から伸びている

付着糸は後から卵に付着した異物ではなく、卵膜の一部として卵形成の過程で作られる構造です。メダカでは長い付着糸と短い糸状構造が卵表面に見られます。

採卵時に外してもよい?

人工管理では、卵同士が密集してカビが広がらないよう、付着糸をほぐして卵を一個ずつ分けることがあります。卵膜を傷つけないよう、強く引っ張らず丁寧に扱います。

自然界での役割

流れの弱い水域でも卵が水中を漂い続けるより、水草へ固定された方が発生中の位置を保ちやすくなります。付着糸はメダカの産卵様式に適した構造です。

糸を完全に除去する必要はない

人工管理で付着糸をほぐすことはありますが、一本残らず除去しなければ孵化しないわけではありません。卵同士が過度に密集せず、状態を観察できる程度に分ければ管理しやすくなります。

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