カテゴリ:繁殖・成長
メダカの卵は、メスが産卵し、受精すると胚が発生して次世代の個体へ成長する生殖細胞です。透明な卵膜に包まれているため、発生の途中を外から観察しやすいことが特徴です。
卵膜に包まれている
卵の外側は卵膜に覆われ、内部の胚や卵黄を保護します。メダカの卵膜は比較的丈夫で、採卵時に軽く触れても簡単には破れません。
付着糸がある
卵の表面には長い付着糸があり、産卵直後には複数の卵が互いに絡まり、メスの腹部に房状について見えます。その後、水草や産卵床へ付着します。
卵黄が栄養になる
卵の内部には卵黄があり、胚は孵化するまでその栄養を利用して成長します。孵化直後もしばらく卵黄を残す個体があり、完全に吸収しながら自力摂餌へ移行します。
有精卵と無精卵
受精した有精卵では細胞分裂が始まり、胚が形成されます。無精卵は発生せず、時間とともに白濁することが多くあります。
水温で発生速度が変わる
卵の発生速度は水温に強く影響されます。適温の範囲では高めの水温ほど発生が早く、低水温では遅くなります。ただし高温にしすぎると正常な発生や孵化率へ悪影響が出る可能性があります。
卵は採卵日ごとに発生段階が違う
数日分の卵を一つの容器へまとめると、発眼卵と受精直後の卵が混在します。孵化後の針子と未孵化卵も同居するため、管理目的によっては採卵日別に分けると扱いやすくなります。