カテゴリ:飼育・管理
共食いとは、同じ種の個体を食べる行動です。メダカでは成魚が卵や針子を食べるほか、育成群で大きな稚魚が極端に小さい個体を食べることがあります。
親は卵を保護しない
メダカは産卵後に卵や仔魚を守る親行動を行いません。親魚の口に入る大きさの卵や針子は餌として食べられることがあります。
サイズ差が大きいと起こりやすい
稚魚群で成長差が広がり、最小個体が最大個体の口に入るほどになると共食いの危険が高まります。
餌不足だけが原因ではない
十分に餌を与えていても、口に入る小さな個体を反射的に捕食することがあります。餌を増やすだけで完全に防げるとは限りません。
繁殖では親子を分ける
卵を採卵し、孵化容器で別管理すると親による捕食を大きく減らせます。稚魚ではサイズ分けが有効です。
過密も成長差を広げる
過密では餌競争が強くなり、小さい個体の成長が遅れることでサイズ差がさらに広がることがあります。水量と匹数も合わせて見直します。
孵化日をそろえると管理しやすい
同じ容器へ何週間分もの針子を追加し続けると、先に生まれた個体とのサイズ差が大きくなります。孵化時期ごとに群れを分けると、共食いと餌競争の両方を減らしやすくなります。
行動を判断するときの考え方
共食いだけを一場面で見て正常・異常を決めるのではなく、捕食や採卵、水温、給餌前後などを合わせて観察します。同じ群れの普段の状態を知っておくことが、変化を見つける最も実用的な基準になります。