カテゴリ:エサ・生き餌
炭水化物とは、糖類、デンプン、食物繊維などを含む有機化合物の大きなグループです。配合飼料ではエネルギー源として利用されるほか、粒を成形するための原料としても使われます。
デンプンなどをエネルギーに利用する
消化可能な炭水化物は分解され、活動や代謝に使うエネルギー源になります。
魚種によって利用能力が異なる
陸上動物と同じ割合で炭水化物を利用できるとは限らず、肉食性・雑食性など魚種の食性によって適性が異なります。
タンパク質節約効果
エネルギー源が十分なら、摂取したタンパク質をエネルギーとして燃やす割合を抑え、体組織の合成へ利用しやすくなる場合があります。
飼料の成形にも使われる
加熱・押出成形ではデンプンが糊化し、顆粒やペレットの形を保つのに役立ちます。
多ければよいわけではない
魚種が利用しにくい量を配合しても効率的な栄養にはなりません。主食では魚種向けに設計された配合飼料を使います。
一つの栄養素だけで餌を評価しない
炭水化物は魚に必要な栄養要素の一つですが、飼料の良し悪しは単独の含有率だけでは決まりません。アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラル、総エネルギー、消化性など全体のバランスで考えます。
成分表示は比較の手掛かり
タンパク質の保証成分表示は製品比較の参考になりますが、同じ数値でも原料、加工方法、消化性が違えば魚が利用できる量は同じとは限りません。対象魚と成長段階に合わせた製品を選びます。
余った栄養は水質にも関係する
魚が利用できなかった栄養分は排泄物や残餌として水槽へ戻ります。高栄養飼料を選んでも過剰給餌すれば水質負荷は増えるため、栄養設計と給餌量を別々に管理することが重要です。