カテゴリ:エサ・生き餌
タンパク質とは、多数のアミノ酸が結合してできた高分子で、魚の筋肉、皮膚、酵素、ホルモンなど体を構成・機能させるために不可欠な栄養素です。
成長期に重要な材料
稚魚や若魚は新しい体組織を作るため、十分なタンパク質と必須アミノ酸を必要とします。
タンパク質はアミノ酸として利用される
消化によってアミノ酸へ分解され、体内で必要なタンパク質の合成に使われます。魚が自分で十分に合成できない必須アミノ酸は餌から取る必要があります。
粗タンパク質表示
配合飼料には粗タンパク質○%などと表示されます。これは飼料中の窒素量などから推定する分析値で、消化性やアミノ酸バランスまで示す数字ではありません。
高ければ常に良いとは限らない
魚種、成長段階、飼料全体のエネルギー量で適切な割合は変わります。利用されなかった窒素は排泄され、水質負荷にもなります。
原料の組み合わせも重要
魚粉、甲殻類、植物性タンパクなど原料ごとにアミノ酸組成・消化性が異なります。主食では全体として栄養が設計された飼料を選びます。
一つの栄養素だけで餌を評価しない
タンパク質は魚に必要な栄養要素の一つですが、飼料の良し悪しは単独の含有率だけでは決まりません。アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラル、総エネルギー、消化性など全体のバランスで考えます。
成分表示は比較の手掛かり
配合飼料の保証成分表示は製品比較の参考になりますが、同じ数値でも原料、加工方法、消化性が違えば魚が利用できる量は同じとは限りません。対象魚と成長段階に合わせた製品を選びます。
余った栄養は水質にも関係する
魚が利用できなかった栄養分は排泄物や残餌として水槽へ戻ります。高栄養飼料を選んでも過剰給餌すれば水質負荷は増えるため、栄養設計と給餌量を別々に管理することが重要です。